自分が大麻でハイになるまで

初めては19歳の夏、青リンゴのパイプからだった。

パイプと言っても、リンゴにトンネルを掘り、分解したボールペンを突き刺して5分で作った超簡易的なもの。パイプよりもどこかの民族の楽器のように見えた。


マサチューセッツで医療が2008年に、嗜好品には2016年に、大麻は合法になった。それからは、アルコールやタバコと同じような扱いになっている。なので、自分が19歳で吸ったのは実は違法である。

でも、こちらではまだ自分は遅いほうだ。高校時代に酒、タバコを初めて経験するのが多い。その延長線上に大学でまたそれを元に経験していく。大麻も同じくらいだ。

自分が大麻を知ったのは多分、保健の授業かテレビのニュースからだろう。「覚せい剤」と一緒に学んだせいか、それくらいヤバイものだと思うようになっていた。だけど、合法になったと聞いて、実際はどうなのかと調べた。そしたらそこまで害は無く、タバコよりも害はマシのようなものだと感じた。中毒性もかなり低い。

それからしばらくは友達が吸っているのを貸して貰ったり、学生のパーティで吸うようなものになっていた。一、二ヶ月に一服出来るか出来ないかの頻度。でも、酒が入ってる状態でほとんど吸ってたので、ハイといえるようなものは感じれてなかった。

ハイを初めて感じれたのは、20歳の冬。

冬休みも日本に帰れないので、自分は三週間、年上の友達二人が住んでいるアパートに居候していた。そんな友達二人は毎日吸うほどのヘビースモーカー。自分もそこに参加して、ほぼ毎日吸うようになっていた。

でも実際のにハイになったのはその冬休みの終わり頃。

一服したのちに、ベッド代りにしていたソファに寝そべっていた。そしてゆっくりと、確実に感じた。

体が重い。いや、重くなっていっている。

体が少しずつ、どんどんソファに沈んでいく。まぶたも、腕も、全身がとてつもなく重い。明らかに、さっき吸ったインディカの効果だった。

大麻には基本二種類ある。サティヴァとインディカ。サティヴァは集中力を増し、笑いの沸点が低くなる。インディカは体がリラックスし、眠気を強く感じる。両方の共通効果は、ご飯がめちゃ美味しくなる、痛みの緩和、などだ。そのような効果のため、サティヴァは昼用、インディカは夜用と決まっている。

インディカの効果をフルに感じていた自分は、メールを何通か送った後に、直ぐに携帯をしまい、どっぷり寝てしまった。翌朝、今までに無いくらい快眠から目がさめ、ハイの状態の自分のメールに爆笑している友達への返信に追われていた。


今では自分も21歳。大麻も自分で買える年齢になった。買っているといっても、使っているのは偏頭痛がひどい時や、ぐっすり寝たいとき。そして、友達とたまに酒を飲んだりしたときに一服ぐらい。

日本では大麻合法なんてまだ夢のまた夢くらいの話だろう。でも、できれば医療大麻の合法化は進んで欲しいと思っている。自分の持っている偏頭痛、激しい震えに襲われるパーキンソン病の症状の緩和に使える医療大麻。

どんな薬でも薬物乱用になる可能性はあるのだから、大麻も手段としてあっても良いのではないかと思っている。


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アレ

日本10年、アメリカ10年(更新中)住んできた人。ジェンダー・フルイッド(gender fluid)でバイ、食べもん大好き自由人。日本語使わなさすぎてヤバそうなので始めました。 テーマは超気まぐれ。LGBTから日常のことなどを書いていきます。
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