「調査法」「観察法」「検査法」「面接法」の中から一つを選び、他の3つの研究方法と比較しながら、その長所と短所を解説しなさい。(聖徳大学 心理学研究法 第3課題第1設題)

この出題に対する講師の評価、参考文献等は文末に記載しています。

また、2020年7月時点でのテスト出題傾向についても簡単にまとめています。

評価:A

課題本文:1600字

 心理学研究法の一つに観察的研究がある。これには、「調査法、観察法、検査法、面接法」の4つがあり、用いる方法によって、得られるデータの性質や実施上の利点・留意点が異なる。そのため、解明したい問題の性質に応じて、適切な研究方法を選択する必要がある。ここでは、面接法について他の3つの研究方法と比較しながら、その長所と短所を解説する。
 まず、面接法とは被面接者の心理的・行動的な性格を解明することを目的に、面接者と被面接者とが対面し、言語的コミュニケーションを通じて、その被面接者が表現した言語的・非言語的データを収集する方法である。

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