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【自分とは何か】あなたの性格は他人が決めるもの

「性格」の本質を知る

前回は、
 「私たちはこの世界を「位置」でしかみていない」
という話をしました。
そのことを理解すると、次に何がわかるのでしょうか。
ここでいう「位置」とはもちろん長さを測るために必要な「位置」、例えば始点と終点のようなものも指しますが、まずは、身近な問題として、「人間関係」について考えてみましょう。
というのも、この記事の主題は、とにかく「自分とは何か」を知ることだからです。

あなたは、ご自分の性格についてどう思いますか?
明るい人、暗い人、まじめな人、熱血漢、楽観的、繊細・・・
いろいろな表現があると思いますが、この「性格」とは、いったい、あなたにとって「何の意味」があるのでしょうか?

私は、社会人の研修講師をしていたことがあるのですが、この時、私が常々疑問に思っていたのは
 「自己紹介で、【性格】を話すことに、どんな意味があるのだろうか?」
ということでした。

「性格」とは何か

自己紹介とは、一般的には「いままで会ったことのない人」に対して行うものですよね。
社会人1年目の人が職場に配属されたときなどは、出身校や得意科目、スポーツをするかしないか、趣味などを話すのが一般的なようですが、このとき「自分は明るいタイプです」とか「まじめが取り柄です」という人も、たまにいます。
最近の就職関係のサイトを見ると、「性格」は「長所・短所と同じこと」と解説しているページもあって、これはこれで、表現としては「適切」だと思います。

さらに、短所は長所として言いかえができる、などの記事もありますね。

長所とは何か

では、「長所」とは一体何でしょうか?
得意なことと近い意味でとらえられていたり、得意でなくても長所と呼べるものもある、などいろいろな解説がありますが、ここであなたが理解しておくべきことは「それは自分が決めることではない」ということです。
ここにそのことについて、わかりやすい解説があります。

ここでいう「自覚している性格」とは何か?
このワードからは、多くの人は「ジョハリの窓」のことかと思うかもしれない。

しかし、この記事で私があなたに問いかけたいのは、次のことです。
 「その【性格】はいつから自覚していますか?」
ここでいう性格、は長所でも短所でもいいです。
あなたは、自分が「そういう性格」であることを、いつから自覚したのか。またはそうなったのか。
このことを考えることは、実はものすごく「哲学的な意味」があります。

哲学って難しそうに感じますが、最近は難しい表現を使わずに哲学の面白さを教えてくれる本も多くなってきました。

お勧めはこれですね。



余談ですが、「哲学」自体は、元々は「考えることすべて」を指しています。


しかし、人間の歴史の中で、おおざっぱにいえば考えることが多様化して?自然科学がそこから分離し、残ったものが現代における「哲学」の分野だと思ってくださって結構です。

あらためて今回の問いを示します。
 「あなたはその性格を【いつから】自覚していますか?」
このような問いを今までされたことが無いあなたが、この記事に出会い、この問いに興味を持って考え始めて下さったら、今後もこの記事を読むことに非常に高い価値を感じると思います。
感想などありましたらコメントいただけると幸いです。



人間関係の悩みは、すべて、ここから始まるのです。

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