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公共の福祉と感染症

2020年3月に初めてCOVID19の感染者が日本に到着し、ダイヤモンドプリンセス号に患者が隔離されていると聞いたとき、果たしてどれだけの人が隔離者の人権について考慮したであろうか。多くの国民が「隔離されていて安心だ」という、隔離を肯定する感情を抱いたのではないか。研究により飛躍的に医学が進歩した現代でさえも、未知のウイルスが発見されたとなると一般民は忽ち保身しか考えられなくなるのだ。果たして、100年前、感染症であることしか分からない「ハンセン病」という脅威と直面した国民は

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