ひとり旅をしたことはありますか？？
私は度々noteでも書いているのだけど、思い立ったら基本的に一人でどこにでも行ってしまう。それの最骨頂が以前書いたハワイ旅なのだけれど、一人で美味しいご飯を食べに行くこともあるし、トライしてみたいと思っていたSUP体験にも一人で行った（周りは友達やカップルできている人ばかりで、これはかなり気まずかったのでたぶんもう行かない笑）

ひとり旅って出来る人は出来るし、ひとりで行けないや行っても楽しくないからやらないという人も多いと思うし、むしろマジョリティなのではとも思う。私が初めてひとり旅をしたのは社会人1年目の夏休みに行ったシンガポールだった。（でも、現地に知り合いがいたので厳密には完全な一人旅ではなかったけど）その知り合いに会う日以外は一人行動をしていたのだけど、当時ひとり旅をしてみた自分の感想は「多分もうひとり旅はしない」だったことを覚えている。
理由は、食事にしても観光にしても一人だから全てが一瞬で終わってしまう。誰かと一緒なら会話をしながら食事をするからそれなりに時間を使うし、観光もカフェに入ったり休み休み動くので時間がかかるけど、一人だと食事もすぐに食べ終わるし、効率重視で休みなくひたすら歩き回ってしまう。ホテルに1人で泊まるのは何だか寂しいし。

この時感じたことの本質的な部分は今も変わっていないと思うんだけど、それが「独り嫌い」ってことなんだと思う。自由に動き回れる一人行動は好きだけど、ふと独りでいることを感じると猛烈に寂しくなったりもする。
それでもあれから月日が経って、大人になって、何度か一人旅をしたり、日常的に一人で気になる場所に出掛ける頻度が増えるにつれて上手にひとり行動が出来るようになった気がする。
私はカメラを片手に画になりそうな場所をふらふらと歩き、写真を撮ることが趣味だから、そういう意味ではひとり行動はうってつけなのだ。誰かと一緒にいると「もう少しここで写真を撮っていたい」とか「あっちの路地に行ってみたいな」とか「さっきの場所もう一回戻ろう」とかを言い出せなくて諦める自分がいるから。一人の時は好きなだけ同じ場所に居られるし、何度だって引き返せる、道端に落ちている物や空の写真を撮っていても「なんでそんなものを撮っているの？」みたいな視線も感じずに済む。
この理由から、最近気になる場所（写真を撮りたい場所）がある場合は、まず一人で写真を目的に遊びに行って、そこに行きたいという友達がいれば別途改めて訪れるのがあるあるになっている。

独り嫌いとしてはパートナーと旅をする楽しさも知っているので、やっぱり一人より二人の方が楽しいし、楽しみの幅も広がることも知っている。だからきっと私がひとり旅を卒業するのは、二人でいても一人でいるときのような自由で気楽に想える相棒を見つけられた時なのかもしれない。

それまでは、誰かと一緒じゃないと無理・・・ではなくて、自分のやってみたい、行ってみたいという好奇心を自分自身で叶えていかないと時間がもったいない。こんな私でも一人で行くには勇気がなくて気が引ける場所も沢山あるのだけど、勇気を出して見に行った先に絶景が待っているかもしれないと信じて、またひとり旅に出よう。