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wyse  20年近くたっても色褪せない名曲3選

1999年のバレンタインに結成された4人組バンド・wyse 

私にとって「ロックってカッコいい」と思わせてくれたきっかけをくれたバンドだ。

彼らの存在を知ったのはちょうど20年前の10歳のときである。
当時家族がwyseのことが好きで彼らが当時テレ玉でレギュラー番組で持ってた「ワイズの時間」の録画されたものを一緒に見たり、家でwyseの曲が流れるのが日常で「いい曲」って頭のどこかで感じていた。
そんな私がwyseの曲を本気で好きになるのは2005年・中学生のときだ。

月日が流れ今聴いても沁みるwyseを好きになったきっかけの名曲を3曲紹介しよう。

★wyseとは?

 1999年2月14日に結成された4人組ロックバンド(当時ヴィジュアル系雑誌SHOXXにも毎月のように載ってたので、ヴィジュアル系ロックバンドと個人的には言ってもいい気がしている )
メンバーは月森(vocal)、MORI(guitar)、HIRO(guitar)、TAKUMA (bass&vocal )
       (↑以下 拓磨と表記)
2001年12月にアルバム『theAnswer in the Answers 』でメジャーデビュー
2005年2月に解散
2011年2月に再結成。
2017年8月に『BREATHE 』で2度目のメジャーデビュー。


●Twinkle Stars 

2002年発売のwyse メジャー3rdシングル。後にフルアルバム『CaIm』にも収録。

タイトル通りキラキラしたポップなサウンドでこの曲の歌詞によく出てくる

流れる星が僕らを包んだ

のように輝いてる星に包まれたような幸福感が感じられる作品。

中学2年のときにたまたま家にあったアルバム『CaIm 』を聴いてみた。
当時いろんな壁にぶつかっていた時期で私の人生を救ってくれた中1曲であることには間違いない。
この曲を聴いてはっとさせられたフレーズが2つある。
まず1つ目は

孤独で淋しい日々を通り抜けたら
赤い花を宿す木になれる

このフレーズ読んだときに素直にとても好きなフレーズだなって思った。
誰もが嫌な時期と感じたその先に赤い花が実るって想像したら希望が持てそうな気がしてくるのは私だけではないはず。

2つ目は

何度も躓いて負けそうになるけど
よどんだこの空がそう長く続くはずないから

今まで出会っていた曲が“頑張っていれば報われるよ”みたいなメッセージばかりで、当時の私は頑張っても先が見えなくて辛かった。
そんなときに“長く続くはずないから”という言葉は、辛い時期にも終わりは必ずあることを教えてくれたようで頑張れなくなりそうだった私には救いの言葉だったことは今も覚えている。

この曲に出会ってから15年以上たった今も私を光と一緒に包んでくれる大事な楽曲。


●言葉を失くした僕と空を見上げる君

2000年発売ミニアルバム『DEAD LEAVES SHOWER』収録。

この曲は10歳のときにテレビでライブ映像を見たのがはじめてだったかな?多分。
家族がwyseのライブで聴いて「いい曲だった」って言ってたこともうっすら覚えている。
フルで聴けたのは実は19歳のときで聴いてて歌詞メロディがよくて自然と涙が出たなぁ。
  
作詞作曲したベースの拓磨は「自転車に乗っているときに聞きたい曲を作ってほしい」と要望を受けて作られただけあり、とにかく爽やかな楽曲で、個人的には青空の下で歩きながら聴くのにオススメの1曲。

歌詞はメロディのように前だけを向いているかといったら、実はそうではない。
主人公は

公園のベンチで君と向き合い言葉を失くした僕

と、ちょっと後ろ向きさを感じる。

頼りない僕を飲み干して

って言ってたりしてるから主人公はパワー不足なのだろう。
青空の下で聴きたいと思う曲なんだけれど、歌詞に出てくる時間帯が実は夜が多いのだ。
夜に最近のことを振り返って大切なことに気づいていく過程が描かれている。

当たり前のように過ぎる日々に慣れかけていた僕は
仔猫と夜空に忘れていた何かを気づかされ
とめどなく胸に溢れてくる涙と傷を感じ また君を思い出して

夜に考え事してしまったり当たり前のことに慣れてしまったときふとしたきっかけで当たり前じゃないことに気づかされることってある。
主人公の、作詞した拓磨の素直な気持ちを感じてはじめてフルで聴いたときに涙したのかもしれない。
この楽曲は再結成後の今も歌われてる曲だけど、曲が持つピュアさまっすぐさは今も色褪せず残っている楽曲だと思う。



●It's not Iike me ,It's not like you

2001年発売のインディーズ1stシングル。
後に2005年解散前に発売されたベストアルバム『19990214-20050213』にも収録

この曲は「ワイズの時間」でレコーディングやMV撮影の模様をやっていたのを家族と一緒に見たことを覚えている。
MVは街の様子、メンバーがレコーディングスタジオで演奏するシーンの交互で流れるんだけど、MVに出てくる猫ちゃんも可愛いの。  

こちらも『言葉を失くした僕と空を見上げる君』同様爽やかな楽曲のポップチューン。

タイトルを直訳すると“僕らしくもない、君らしくもない”
何が“らしくない”かというと

混乱した言葉にあやふやな空気は僕らしくもないし君らしくもないんだから

悩んでいる人に優しく声をかけてくれているのだ。
この楽曲は頭の中が悩みでいっぱいの人のエールとなる言葉かたくさん詰まっている。

この曲で今も励みになっているフレーズがある。

人は苦悩を繰り返して優しさを知るのよ

人は順風満帆なときは忘れがちだけど、困難が続いたとき改めて人の親切のありがたみ、優しさに気づき身に沁みるものだ。
それは昔も今も変わらないことだ。

“苦悩や痛みの後に何かを得られる”みたいな歌詞はほかのアーティストの曲でも見かけるけど、“優しさ”って表現が1番好き。

昔も今も“優しさ”こそ人の心を潤してくれる要素だと思うから。


★まとめ

今回は発売から20年近くたっている曲から今も私に影響を与えている3曲を紹介した。
20年たった今もライブでやられている曲も結構あるけどやっぱりいい曲と思うし、歌詞のメッセージは今にも通ずるものばかりだ。
そしてwyseのメインコンポーサー・拓磨の紡ぐ世界には本物の優しさを感じる。
今回紹介した3曲は、あなたの心に寄り添ってくれる曲でもあるのでぜひ聴いてほしい。
今、辛いと思っている人にこそ、wyseの楽曲はオススメだ。 


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