これは、２０１８年１０月に、書いたものである。

アイスランドの首都レイキャビクへ、米国の東海岸から片道１００ドルで行けるという記事を見つけたので、今回はこれを確かめてみよう。シカゴからは片道１１０ドル、ロサンゼルスからは片道２３０ドルという。

ワウ航空のウェブサイトをみると、東海岸はボストンから。１１月１３日ボストン発、１７日レイキャビク発にすると、確かに往復運賃は、ちょうど２００ドル。往路の所要時間は５時間３０分、レイキャビクに到着するのは翌日の午前４時５０分。

次はシカゴ。１１月１３日シカゴ発、１９日レイキャビク発なら２１０ドル。記事より１０ドル安い。往路の所要時間は６時間２０分、レイキャビク着は翌日の午前４時１０分。

最後に西海岸のハブ空港、ロサンゼルス。１１月１２日ロサンゼルス発、２１日レイキャビク発なら最安値の４８０ドル。記事より２０ドル高い。往路の所要時間は９時間、レイキャビク着は翌日の午前４時２０分。１ドル１１２円で計算すると５万３７６０円。

成田からイスタンブールとオスロを経由して２７時間かけてアイスランドへ飛ぶと、往復運賃は１１３２ドル、１２万６８４６円。

成田からボストン、それからレイキャビクへと計画をたてるなら、ワウ航空の格安セールを利用できる。

成田からボストンへは、ニューアークを経由するユナイテッド航空便を使うと、最安値の７８９ドル、８万８３９０円。成田発が１１月９日、ボストン発が２４日である。１３日から１７日までがアイスランド滞在になるから、往路に４日間、復路に７日間ボストンで過ごすことになるが。成田レイキャビク間の料金は９８９ドル、１１万０８００円ほど。

東京からロサンゼルスを経由してレイキャビクという手もある。１１月８日羽田発、２５日ロサンゼルス発のデルタ航空便に乗ると、往復運賃は６４９ドル、７万２７２０円。ロサンゼルス、レイキャビク間の往復運賃を足して１１２９ドル。これなら、ボストンまで飛んで、それからレイキャビクへ行くほうが安い。

トラベルコによると、フランクフルトを経由してルフトハンザドイツ航空を利用すると、フランクフルトでの待ち時間、およそ６時間を含めて、所要時間は２２時間１５分、料金は３０万１２００円ほど。英国航空を使えば、ロンドン経由、所要時間は３１時間５５分になり３５万５０００円と、もっと高くなる。

ボストン経由でアイスランドへ行くと、ロンドン経由の３分の１以下の料金で済むことになる。行きと帰りに１１日間、ボストンに滞在しても、まだお釣りが来るくらいであろう。

ワウ航空は、レイキャビクとフランクフルトの間にも路線を持っている。１１月１２日フランクフルト発にして、アイスランドにわずか１日半滞在して、１４日早朝にレイキャビクを発てば１４９ドル、１２０ユーロ、１万５２４３円。なんと、グーグルの人工知能は１ドル１０２円強で計算していることになる。この日のレートは１ドル１１２円ほどなのだが。所要時間は、行きが３時間５５分、帰りが３時間４０分。