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【連載小説】恋愛ファンタジー小説:緑の魔法と恋の奇跡 第二十二話 最大の難所。行く手を阻む雪崩。その先の神殿へ。+【エッセイの勉強中】「野球視聴中」

前話

「もうすぐ、最大の難所にたどり着く。手はずは決めたとおりに」
「ああ」
「わかったわ」
 最大の難所にたどり着くなり、エレナ・シルヴィアは魔法で雪の壁を作り出した。ライヴァンは岩の間に雪を固めてシェルターを作る。ヴァレリアンが雪崩の様子をみる。
「エレナ・シルヴィア!」
 ヴァレリアンが呼ぶなりライヴァンはエレナ・シルヴィアの腕を引き寄せるとシェルターに引き込む。そして体事守られる。しばらくすると雪の壁が壊れた大きな音がし、雪崩が流れていく様子が見られた。もっともエレナ・シルヴィアは抱えられていて見る事は叶わなかったが。
「ライ! いつまでここにいるの。動けないわ」
 ライヴァンの微動だにしない体にエレナ・シルヴィアは文句を言う。
「あ。悪かった。もう雪崩は起きないのか?」
「一度立ったら必ず来るが、その後はないらしい」
「らしいって……」
「ここでいつも命からがら戻っていたからね。その後の事は登頂に成功したヤツの話しか知らない。さぁ! 今のうちに!」
 三人はまた登り始める。まだまだ難所は残っていた。垂直かと思う崖を登る羽目になってエレナ・シルヴィアは文句を言っていた。
「なんなの。この山は。まだ私達をいじめる気?」
「らしい。文句を言ってないでこれで体を締めるんだ」
 より太い鎖の命綱をライヴァンは渡す。不承不承エレナ・シルヴィアは受け取って体につけたのだった。

 崖をよじ登ること数時間、手の神経がしびれ始めていたエレナ・シルヴィアはようやくその終わりになって助かったのだった。崖を登った先には氷でできた神殿がそびえ立ち、ヴァレリアンが登頂の印の旗を立てていた。
「これから本題ってわけ?」
 不機嫌そうに言うエレナ・シルヴィアにライヴァンが苦笑いする。
「神殿はご機嫌斜めではないらしい。簡単に扉は開く」
 ライヴァンはエレナ・シルヴィアつれていくと扉に手を当てさせる。すっと扉が動いた。
「中にからくりがあるんじゃないの?」
「さぁ。ヴァレリアン、しばらく待っていてくれ。この中に入ってくる。
「それなら僕もついて行こう。三人力併せた方がいいときもあるからね」
「ありがとう。では、お招きに預かろう」
 三人は中へ入る。
中は天井が高く、一本の氷の柱が立っていた。何か書いてあるが、高すぎて読めない。
「ライ! ここに碑文があるわ」
「誰かが書き写してくれたのか。ありがたい」
『時流れる聖なるクリスタルの深淵に眠りの生命の泉を求める者よ、真実の道は隠され者に導かれん。かの者が持つ鍵は闇に包まれた心の奥深くに眠る光を勝ち取る言葉を守り、闇を砕く意志を持つ者が、生命の泉への道を開かれよう』
「これが手がかりか……。書き写しておこう」
 ライヴァンが古代文字を書き写していく。
 エレナ・シルヴィアはその言葉について考えていたが、さっぱりわからなかった。ただ。鍵が必要なのだ、とはわかった。鍵はどこにあるのか。この謎かけを読解してくれる存在が必要だとエレナ・シルヴィアは思う。神殿から出るともう扉は固く閉ざして安易に開きはしなかった。一度だけの扉の開放らしい。ライヴァンが書き写してくれて助かった。だが。古代語を知っているのだろうか?
 もの問いたげな瞳を向けるとライヴァンは軽く肯く。エレナ・シルヴィアはそれだけで何故か納得してしまった。自分でも不思議だった。この登山で何か別のものが育ったらしい。恋心以外のものが。それが絆とはまだ二人は知らなかった。
 こうして、勇敢なこの三人組の登山は登山仲間で語り継がれるようになった。神殿へと招かれた聖なる三人として。クリスタリウム・ペイクの試練は終わった。次の試練がすぐ待っていたのだった。


【あとがき】
これも調べると後2話でストック終わります。次の展開のつなぎなのですが、書けるようで書けない。女性心を描かないといけない場面で同じ女性としてどうすれば????みたいな。結婚もしてないのでね。リアリティーあるようで困る。GPTさんは勝手に設定してくれたけれど。書く身にもなれ。と言いたい。絶対に提案された案に自分の変更点を入れ込む私。そのたびに素晴らしい!と言われ、私変わった視点の持ち主? と思います。今は「星の誓い~星姫と魔術師の永遠の絆~」に力を入れているのでこちらは、もう一度見直して打ち合わせし直したいと思います。まえのログを一斉に消して設定が自分のテキストにしかないんです。コピペでこの設定で、としないと。さて、時間的にエッセイの勉強中を下記に書きます。

【エッセイの勉強中】「野球生活が始まる」
 現在野球視聴中。台所に行けばそちらでテレビをつけて自室では虎テレがネストハブに飛ばせないのでテレビで時間切れまでつけてます。延長部分は虎テレで。どこも強い。なにか、阪神の逆襲からみんな一念発起して強くなったような。あのチームが優勝するなんてみたいに見られてたかもしれない。勝つときは勝つし負けるときは負ける。そんな風にみてます。特別にファンな人はいないんですけど、門別選手のタオルを持っているのでつなぎで投げていると応援します。次は輝さんのタオル買おうかなと思ってます。近本選手もいい。今日のフルメンバーはほんと見てていい。固定メンバーで。ただ、村上投手が三回で降りるというのはイレギュラー。あの防御率もかなわないのか。ていうか相手が強くなってる。というか前から強い打線。新加入の投手も強すぎ。恐ろしい相手です。打線が濃すぎる。この人をしのげば……と思えばまだいるー。みたいな。ハラハラドキドキ。しつつ、更新やら勉強。これが終わればさすがに四文字熟語の復習と次のページで。ゆるゆるとやってます。この話も打ち合わせしときますね。それではここまで読んでくださってありがとうございました。


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