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最高の陽キャラの在り方をI.W.G.P.の「真島マコト」から学ぶ


数年前に九州から成増駅に上京し、数年間滞在した。
東武東上線ユーザーならご存知だと思うが、成増駅は池袋から電車で10分。なかなかの近さで、私にとっての「東京」は池袋と言っていいほど通い詰めていた。
ルミネに行ったり、南口のビルのフラダンス教室に通ったり、メトロポリタンホテルのレストランで誕生日をお祝いしたり、東口のブックオフで永遠に立ち読みしたり。
20代前半の楽しい時間を、池袋とともに過ごした。
他の町はなんだかそわそわして落ち着かなくても、池袋に来るとほっとした。
広すぎず狭すぎず、ハイセンスな場所もあればアングラなラブホ街もある。気軽に入れる居酒屋もあれば、特別な日を過ごせるレストランもある。
でも、他の街にないものはやはり「西口公園」な気がする。
西口公園にある芸術劇場は、私が東京で一番すきな場所と言っても過言ではない。
ぶらぶらするのは疲れるけれど、でもまだおうちに帰りたくないって時にはとっておきの場所だった。
とにかく天井が高い。静かすぎない。うるさくない。どこにいるのもよし。私のお勧めは、5階にある自販機がたくさんあるソファベンチスペース。(コロナ渦でいまは椅子が少なくなってる)当時は、東京でこんなに「ひとり」になれる所があるんだと感動した。あまりにも誰もいないから、私だけの秘密基地みたいだった。

池袋ウエストゲートパークというドラマを見たことはなかったが、久しぶりに池袋を思い出したかったし、Netflixで配信されているというのでどれどれ、と見てみることにした。
うわ、芸術劇場の前の広場だ。あの橋も。この本屋さんはあそこのジュンク堂かな。あ、ここら辺は私が風俗のスカウトされた北口出てすぐのところだ。
自分の記憶と絡み合って、ものすごくセンチメンタルな気持ちになった。エモいとはこういうことかと実感して、口元がゆるんでニヤニヤが止まらなかった。
なにより、登場人物がキラキラしている。演者なんだけど、本当に池袋に住み着いているみたいに画面に映っている。特に窪塚洋介のタカシは別格。ファンが多いのも納得だった。

主人公は真島マコト。真島フルーツの跡取り息子というと聞こえがいい。
中学時代から、いや、もっと前から?やんちゃばかりしてきて、「めんどくせぇ」が口癖。
キングといわれるタカシと高校の同級生で、中学の同級生には反社会組織の一員もいる。でも自分は自分、ダチはダチって感じで、あまり気にしていない。
しかし、情には熱く、困っている人がいると「仕方なく」世話を焼くタイプ。存在感は抜群でカリスマ性も高い。容姿も端整でモテモテ。みんなから慕われる。
自分から望んでというより、自然とそうなっていくようで、画面越しから見ていても、マコトは、「慕われている設定」ではなく、本当に慕われているようだった。
(それは長瀬智也の演技力の高さもあるかもしれない)


どんな相手に対しても態度を変えない。自分より強い相手だからといってヘラヘラ、ペコペコしない。逆に自分より立場が弱い相手だからといって、横柄に振舞ったり、バカにしたりしない。
めんどくさいことは「めんどくせぇ」と一蹴するし、といいつつも全力で助ける。損得等考えずに、自分が気に入ったことをする。見ていて清々しいほど、自分がしっかりとある。

大事なのは、誰に対しても愛と行動力があることかもしれない。
引きこもりの同級生のために、連日扉の前で話しかけ続け、ヤクザの指詰めから友達を救おうと、一人で組に直談判にいく。警察にも盾突く。彼女のことが知りたくて、親に話しまで訊きに行く。自分なりのやり方で、抗争を止めようとする。

そして何かを「してあげた」という恩着せがましさが全くない。
「あ、そう。よかったじゃん」くらいドライで、自分の考えを押し付けたりもしない。
楽しいことになると全力でバカになる。

相手によって態度を変えないって、簡単そうで本当に難しい。
男は度胸っていう時代遅れな言葉が、マコトを見ているとなんだか腑に落ちる気がしてくる。

こんな友達がいたら、先生がいたら、どんなに素敵な人生だっただろう。
(恋人にはしたくないです笑)

マコトまではいかなくても、私も大切な友達のためなら、全力で力になれるくらいの器はいつでも持ち合わせていたい。そして、それを当たり前だと思って、でも見返りは求めず、でも自分の言いたいことは相手を傷つけない感じではっきり言いつつ…………。

んー、やっぱりマコトってすごい。(笑)

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