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経営課題に寄り添った伴走がしたい。【株式会社ネットショップ支援室】代表取締役・山本皓一朗

全国各地の経営者様をインタビューし、事業の特徴や人柄をお伝えするインタビュー企画。今回ご登壇いただくのは、【株式会社ネットショップ支援室】代表取締役・山本皓一朗さんです。

大学の先輩と事業を立ち上げ、現在では代表取締役として企業のDX化をサポートする山本さん。今後さらに需要が増す業務効率化に携わる山本さんに、これまでのキャリアや事業のこだわりを伺いました。


山本 皓一朗/株式会社ネットショップ支援室

ネットショップ運営企業向けシステムの提供に特化した株式会社ネットショップ支援室の代表取締役。1983年福井県生まれ。中央大学卒業後、投資用不動産営業を経て、株式会社ワンプルーフの立ち上げを代表と経験。ネットショップの運営を始めたことをきっかけにECの世界にのめり込み、他社の支援事業を行う。

ネットショップ支援室ではシステム提供をメインとしながらも、前職での経験を活かし、フロントからバックヤードまで一貫したEC事業の支援を得意としている。支援した企業は800社超え。最近ではBtoB EC領域(卸取引のDX推進)の支援に力を入れている。
小幡 渉(おばた わたる)/ライター
2021年よりSNS運用代行・コンサルタントとして独立。Web集客に力を入れたい企業様の代わりにSNS運用や発信のサポートを行なっている。人と距離を縮めること、文章を書くことが得意。滋賀を中心に活動中。野球、お笑い、筋トレが好き。特に好きなのは、オードリーとなかやまきんに君。

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会社の立ち上げを経験

ーー山本さんのこれまでのキャリアについて教えてください。

株式会社ネットショップ支援室、代表取締役の山本皓一朗と申します。福井県敦賀市出身で、大学から東京に出てきました。大学卒業後は投資用不動産の営業を2年経験。その後、大学の先輩と共にネットショップの運営代行・コンサルをやる会社を立ち上げて、7年半やっていました。そこから、ネットショップ支援室に取締役として入社し、現在は代表取締役として仕事をしています。



需要に気付き、ネットショップの道へ

ーー新卒で入社した投資用不動産をやめ、事業を立ち上げたキッカケについて教えてください。

前職の代表とはたまたま住んでいるところが近くて、ある時ご飯に行ったんですよね。その時に「こんなことをやろうと思ってるんだよね」という話を聞いて。

ビジネスの話を聞いて素直に面白いなと思いました。よくよく話を聞いていると、右腕となる存在が必要とのこと。元々自分で何か事業をやってみたいと思っていたので一緒にやることにしました。事業を立ち上げることが決まってすぐに、投資用不動産の会社はやめましたね。


ーー最初からネットショップの立ち上げを行なったんですか?

元々ネットショップの立ち上げをやりたかったわけではないんですよね。本当は自費出版の事業をやりたかったんです。おじいちゃんの歴史をまとめた1冊の本を作る。歴史をまとめるとなると、先祖5代分くらいまで遡ることになるんですよね。それってすごく価値があるんじゃないかと思っていて。ただ、価値はあるけどビジネスとして成り立たせるのは難しかったです。

結果として、ビジネスを成り立たせるために、色々なことをやりました。そこで行き着いたのがギフトサイトです。父の日、母の日、敬老の日など、何度もお客様と接点を持てるように。代表はWeb構築ができたので構築を行い、僕は何も知識がなかったので1から勉強しました。


ある日知り合いの会社から、「ガラケーのモバイルサイトをうまく作れない」という相談を受けたんですよね。じゃあ僕たちが代行して作るだけでなく、運用しますよという話になりました。この相談をキッカケに運用代行の需要に気付き、ネットショップの方に力を入れ始めました。ここで色んな経験をした分、ネットショップに関するノウハウがたまりましたね。



取締役から代表取締役へ

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ーーご自身で立ち上げられた会社をやめ、ネットショップ支援室で働くまでの流れを教えてください。

前職では7年半働きました。会社をやめるタイミングで、当時取引先だった会社にやめる旨を報告しにいったんですよね。取引先の一社だったネットショップ支援室に報告に行ったところ、「東京に支社を作るからやってみないか?」と言われました。僕としては組織作りをまた1からやってみたいという思いがあったので、取締役としてネットショップ支援室で働くことに。入社してから丸6年が経ち、去年の3月からは代表取締役として仕事をしています。


ーーネットショップ支援室の事業内容について教えてください。

ECサイトの運営に必要なカートシステムや注文の業務効率化システムを中心に提供しておりまして、いわゆるSaas提供企業となります。業界では珍しく、BtoB、BtoCの両範囲のカバーが可能。お客さんと接点を持つフロントの部分から裏側のシステムまで、一気通貫でお力になれます。



550社以上が導入しているシステム

ーー御社の強みを教えてください。

カートシステム、受注処理を一元管理できるツールなど、通販事業を通して得たノウハウをシステムに入れ込んでいることです。ネットショップ支援室は単体で立ち上げた会社ではないんですよね。関連会社が通販事業を行なっていて、30数億の売上があります。これだけの売上を上げるにはかなりの注文数が必要になるじゃないですか。膨大な注文数に対応できるよう作られたシステム。弊社のシステムは、通販事業を通して得たノウハウを取り入れているシステムになります。

また、550社以上の企業様にお使いいただき、時代の変化に合わせたシステムを提供しているのも強みの1つです。

さらに、“楽楽B2B”という、卸し事業のためのシステムを提供しているのも強みの1つです。BtoCだけでなくBtoB事業もカバーしている企業は少ないんですよね。


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お客様の目的を明確にして伴走する

ーー御社が受ける相談の中で、一番多いニーズは何でしょうか?

「社内の業務をWeb化、システム化したい」というニーズが一番多いですね。出社しないとFAXを確認できない、会社のローカルネットワークに入らないと作業できないとかって不便じゃないですか。また、注文件数が多い企業様の中には、発注内容を全部手打ちで入力されている企業様もいらっしゃるんですよね。

お客様から相談を受けてやっているのは、お客様の目的を明確にして伴走すること。デジタル化するだけが目的ではないですよね。効率化して終わりではなくて、プロモーションや売上アップの経営課題を解決していく。この部分がDXとどう関係していくのかお伝えした上で、サポートさせていただいています。ただのシステム売りではない、経営課題に寄り添った伴走を大事にしています。



業界No. 1を目指して

ーー今後注力していきたい事業について教えてください。

今後もBtoB領域の事業に注力していきたいです。サービスを提供できる会社が少ないのと、力になれる領域がかなり広いので。卸しの取引をデジタル化できている企業様はかなり少ないんですよね。体感としては10%くらいかと思います。

生産人口が少なくなっている中、新しいものを取り入れていかないと国自体の力が落ちてしまいます。業務を効率化する、生産性高い仕事をする、クリエイティブな仕事をする。これらにリソースを割けるようにしていく必要があると考えています。


ーー具体的な目標は定められていますか?

今やっている事業は社会性が大きい仕事なので、事業をさらに伸ばしていきたいです。目指すは業界No. 1。せっかく事業をやるなら大きくしないと面白くないと思うので。

No. 1、第一想起を取れる段階となると、規模が大きくなっていきます。そうすると、いろんな部隊ができると思うんですよね。各部隊の中で、メンバーには責任ある立場を取っていってもらいたい。僕がやるのは、メンバーが成長できる環境を整えること。みんなにはどんどん成長してもらって、新しい仕事に挑戦していきたいです。


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ツール導入だけでなく、使いこなすことをこだわってほしい

ーー「このようなお悩みを持つ企業様の力になれるよ」というのがありましたら、教えてください。

「DX化って聞くけど、何から始めていいか分からない」「売上を伸ばしたい、どうやればいいのか分からない」という方は是非お声がけいただきたいです。DXと言っても幅広い分野になるので、会社ごとに必要な事柄をお伝えさせていただき、必要に応じてご紹介などをさせていただきます。


今までたくさんの企業様を見ている中で、ツールを導入して終わりという企業様が多くいらっしゃいました。自分たちがやりたいことを、ツールを使ってどのように具現化するのか。

ツールを導入しただけで終わらず、使いこなすまでこだわってほしいです。とは言っても、知識がないとなかなか難しいので、DXに困った時は専門家に聞いてください。弊社にご相談いただいた場合は全体設計からサポートさせていただきます。



編集後記

山本さんのお話を聞いて、縁やタイミング、求められることを考えていくと、あるべき姿に自然となっていくのではないかなと思いました。自分がやりたいことだけでなく、必要とされることを考えていくと視野が広がりそうですね。改めて仕事のあり方を学ぶことができました。

DX化、業務効率化についてお考えの方は是非ご連絡ください。直接ホームページにお問い合わせいただくか、小幡までご連絡いただければ山本さんをお繋ぎさせていただきます。


■会社ホームページ

■楽楽B2B



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