やっと「y=ax+b」が役に立つ時が来た
y=ax+b
学生時代に何度も目にしてきた数式。「こんな式に何の意味があるの?」なんて考える隙も与えられないぐらい、使うのが当たり前の式として習ってきた。
aとbは定数。つまり、どう頑張っても動かせない。一方、xは変数であり、頑張れば(どう頑張るのかは置いておいて)、動かせる。
動かせない定数と動かせる定数。
この考え方が実生活に役に立つ。
人間関係や仕事、恋愛など「どうしたらいいか全く分からない」と悩むことは誰しもあると思う。僕もめちゃくちゃある。そういう時に限って、“自分ではどうしようもないこと”で悩むことが多い。
「相手が自分のことをどう思っているか」「成績がなかなか上がらない」「あの人をなんとかしたい」
自分では動かせない、定数の部分で悩んでいる。だから、どうしようもないし、悩みの沼から抜け出せない。
対照的に、悩みが少ない人や悩みの沼が浅い人は、“自分でコントロールできる範囲”、変数の部分に集中している。
人間関係の問題であれば、相手がどう思うかはコントロールできないが、相手に好まれるよう、自分の行動を変えることはすぐにできるはず。
僕たちが今すぐやるべきなのは、定数か変数かを見極めること。定数に関しては「自分にはどうしようもない」ときっぱり諦め、変数については「自分ができることからやっていこう」と、できることに集中する。
そうすれば、コントロール可能な物事に目が行くようになり、行動ベースで動けるようになっていく。当然、行動量が増えれば成功体験も増え、自己肯定感も上がるという仕組み。
いきなり割り切るのは難しいかもしれない。でも、意識的に定数と変数を切り分けられるようになれば、かなり楽になるはず。
“今”に全力を捧げられるように、頭をスッキリさせながら生活していきたい。
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