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鳥取砂丘 思ったより砂漠感あるよね編

一面の砂、砂漠……ここはエジプト?
遠くに見える青色は求めたオアシスか?地中海かもしれない。




と、いうわけで前回に引き続き鳥取旅行記です。



奥に見える高まりが馬の背

 鳥取砂丘を象徴するのが「馬の背」だ。波と風の力によって運ばれた砂が47 mもの高さに積もりあがって成った自然の造形だ。後ろに覗くのは日本海。手前のくぼみはオアシスになっている。

オアシス
オアシスの源流

 川もない砂地から突然現れるオアシスは鳥取砂丘とはいえ神秘的な光景だ。砂漠を流浪する民を想う。オアシスを見つける歓喜はいかほどのものであろうか。砂から水が滲み出る場所を見つけた。



馬の背のふもと

 馬の背を遠くから見るとちょっとした丘なので、かるく登頂してやろうかなど考えるのは危ない罠!
いざふもとから見上げると分かってくる険しさに登るのがちょっと嫌になる。その傾斜の立ち上がりはまるで壁。足を踏みしめるたびに砂地は崩れて靴を埋もれさせる。普通の山の倍疲れるし、靴下の中まで砂が入り込んできた。サンダル推奨!


馬の背から見る日本海

 馬の背の頂上に立ち遮るものが無くなると、日本海からの強い風を全身に受ける。写真ではわかりにくいが、砂浜なのに海面まで凄まじい高低差がある。高いところからの景色が好きだ。吊り橋効果は何も男女の機微だけではないと思う。スリルを感じる場所に身を置くと目に映るものは何でもキラキラしたものに見える。いい写真が撮れるという気分になってくる。


砂丘の夕暮れ
風紋
馬の背に人影

 すっかり砂丘が気に入ってしまい、せっかくなら夕暮れの砂丘もみたいと思ったので砂丘周辺で遊んで時間を潰した。色彩の無い砂は思った通り夕日や紫の空を反射して昼間とは違った一面を見せてくれた。


 ちょっと砂が集まってるだけでしょなどと思っていたのですが、そんながっかり観光地のイメージは払拭されました。その起伏に身を置くと、行ったこともない異国の砂漠を想うには充分な迫力がありました。

鳥取砂丘 思ったより砂漠感あるよね編 これにて了



コウボウムギ

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