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中国税関におけるマスクの水際対策

 中国からのマスクの輸入が増える中、その品質に疑問を呈する声が最近見られるが、これを受けてか(?)中国の税関が検査要求を次々と刷新し、商品検査を実施することで水際対策を強化している。中でも問題なのが商品パッケージの印字記載で、通関が順調に通らない大きな原因の一となっている。最新の状況下では、どのようなパッケージの印字記載が「合格」とされるのか?

一、パッケージ印字記載:

 画像上のようなパッケージ、執行標準は「一般用マスク」だが、一方FDAとも印字がある。では、医療用なのか或いは一般用か?例のような状況は多く見られ、税関での実施方針も統一されていなかったため、その執行標準のみ確認し通過させる場合もあれば、FDAはアメリカの医療用標準認証とし、「一般用マスク」としての申告に矛盾を認め、通さない場合もある。画像下は実際税関の検査員がスマホで撮影したものだが、「一般用マスク」として輸出申告する場合、FDAの印字がある商品は矛盾を指摘され通関できないようである。


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次回はCEマークとKN95マスク、合格証についてお話します。

#中国 #マスク #税関 #水際対策 #商品検査  

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