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トリセツを持っているだけでは幸せになれない理由

ブループリントって聞いたことありますか?

人は生まれる前に「この世でどんな体験をしたいか」
「何を感じたいか」を決めてくると言われています。

それが書かれた自分専用の地図。
これが『ブループリント』です。

占星術のホロスコープにはこれがしっかり刻まれており、
ブループリントを読むことは、自分の人生の地図を理解することだとも
言えます。


私が占星術を学んだ時、まず最初にやったのが自分のブループリントを
読み解くことでした。

当時の私は、絶賛自己否定中。

「どうやったら自分を好きになれるのか」と模索する苦しいさなかにいたので、自分が選んできた性質や人生の課題を知ることが何かしらのヒントになるのでは?と必死だったのです。

で出来あがったそれは、まさに自分のトリセツ。

完成した時は
「これで私の人生安泰や~!」
と思ったのを今でも覚えています。

でもね、当然ながら人の人生はそんなに安直ではない。

ゲームの攻略本を手に入れたからって簡単に仕掛けがクリアできる
はずもなく

ブループリントで自分の本質を知ったから自分を好きになることができたり
人生の課題が分かったから自己否定がなくなる、
なんて魔法はおきませんでした(まぁ当然ですよね)。

そんな当たり前とも言える現実に「ちぇっ」とふてくされ
それからしばらくはブループリントを見ることもありませんでした。

そして時がたったある時、またそれを引っぱり出してきて見てみると

「なるほど!だからこうなったんや!」

と自分への理解が深まるきっかけに。

それ以来私は自分のトリセツを、自分を起動させるための説明書としてではなく、動いた後の「答え合わせ」のような感じで使うようになりました。

どういうことかと言いますと…


行動(起動)して動いてみなければ何もわからない

この地球は行動の星。

行動することで初めて欲しいものが得られたり、感じることができます。
地球に生まれた醍醐味はここにあり

『 行動→体験→感じる 』

これを私たちはやりに来てる。

そこに「いい」「悪い」はなく、どんな体験も経験しそこで

「何を感じるの~?」

と、それ自体を楽しみに来ているのです。

でね、この「感じる」がとても大事で、人は感じて心に何か広がることで初めて氣づきがおこったり、腑に落ちたりするものなんよ。

苦しい時、ずっと同じ悩みの中にいる時、答えを探したくなるでしょ?

でもね、氣づきがおこった時は答えが見つかったワケではなくて

「答えなんてなかった!」
というか
「そもそも問題なんてなかった!」

ということが分かるんよ。

そこにあるのは、自分(エゴ)の解釈によって、問題でないことを問題として「勝手に自分が苦しんでいた」という事実に氣づく。

なんて面倒くさい(笑)!

何もないところに勝手に自分で問題を作って、それを問題として悩んで
答えを見つけたような氣になって。

\ ここで朗報です /


このカラクリに氣づけるようになるのが、自分の心のクセを知ること。

そう!ここで自分のブループリントが役に立つのです。

自分はどんな思考に陥りやすいのか?
自分はどんな課題を持って生まれてきたのか?
何を達成したくて、どんなことに喜びを感じるのか?

自分のトリセツにはこれらがちゃんと記載されており、
氣づきがおこった後に見返してみると

「なるほどぉ~。だから私はここを問題として見ていたんや~」

ということに氣づけるのです。

で、ポイントなのが、これは体験の後じゃないと使えないということ。

トリセツなので起動(体験)する前にちゃんと読んで自分を上手にコントロールできればいいのだろうけど、私の場合それは難しくて。

できる人もいるのかもしれないけれど、でもそれってなんか楽しくなくない?

トリセツありきでなく、その時感じる心のままに動いてみるからこそ体験できることってあると思うんよ。

そしてそういうものの方が、しんどい思いをしても自分の肥やしになると言うか経験値が上がるというか。

まぁ自分のトリセツなので自分の思うように使えばいいと思いますが(笑)。

何にせよこの地球では「やってみる」。

どんなに詳細な地図を持ってても、歩き出してみなければそれはただの紙切れだということです。




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