見出し画像

Who Am I | 平野 幹(vol.2)

【平野 幹/タトゥーアーティスト】
1978年 東京都出身。
幼少の頃にゆでたまご、鳥山明、手塚治虫などの漫画に影響を受け、絵を描き続ける日々を送る。
中学生にMTVを観て音楽を始め、20代は東京を中心にドラマーとして活動後、ライブペイントツアー、絵画作品の個展を各地で開催。有数のブランドにもグラフィックを提供。
30代は 香港、マカオ、台湾を中心に世界各地で壁画制作やペイントショーで活動。ジャッキーチェンのショーなどにも参加。ブルックリンの塗料会社「ベンジャミンムーアペイント」のサポートを受ける。
30代後半に サーフカルチャーにどっぷり浸かる。レジェンド ケリー・スレーターがイラストをアイコンに使用。THE SURFER'S JOURNALにイラストを提供。
40歳にしてタトゥーアーティストとしてのキャリアもスタートした。

Instagram:@kan_hirano

Vol.1 はこちらから!

自己実現や目標達成のため、幹さんが大切にしているものとは

若い時は 有名になりたかった。
正直、ライバルを蹴落としてでもやってやるって、燃える気持ちだった。
それでもある程度は進めたんだけど、全部因果応報なんだよね。奇しくも自分の心も沢山傷つけて、他人も沢山傷つけた。
すべてに通ずるのは、ポジティブな精神でリラックスしていることと、気の合う仲間をいっぱい持つことじゃないかな。
それと感謝の気持ち
あとはこの年になったら、身体づくりも大事だね。目標があってもこれがなかったらできない。
でもさ、今はアイデンティティを探す時代から、個を守る時代にならざるを得ない。
スマホが監視してるし、情報も常に垂れ流し。
SNSはいつも馬鹿騒ぎ。Twitterは口喧嘩ばかり。
流行りや隣りの芝生に囚われない "精神" が必要だね。
そういった面ではミニマリズムもすごく良いツールだと思う。あえて持たない価値観。
思うけど、金やインスタのいいねの数で、真の幸せは測れないからね。
スマホやめてガラケーもありだね(笑)

すべてに通ずるのは、ポジティブな精神でリラックスしていることと、気の合う仲間をいっぱい持つことじゃないかな。
それと感謝の気持ち。


自分らしく生きるために、実践していること

自分に何が必要で、何が要らないか、考えていけば理解できる。
先ずはそこ。
人生はさ、選択の連続で常に分かれ道
良い仕事をするために何が必要か。
良い人間になるために何を食すか。
平和を守るために何を犠牲にできるか。
泣く毎日から笑う毎日か。すべてチョイス。
俺は仕事も選ぶし、友達も選ぶ。
それで失ったものもきっとあるけど、
自分でチョイスしてきたから不満もない。
結局は、すべて自分に返ってくるってことだよね。だからこそ実践あるのみ。

自分に何が必要で、何が要らないか、考えていけば理解できる。
人生はさ、選択の連続で常に分かれ道。


幹さんにとって、ずばり、「らしさ」とは?

自分を貫くこと
それが俺らしさだけど、
アイデンティティ(存在意義)なんて、そう簡単に見えてくる物じゃ無いと思う。
深く深く掘って掘って、掘り起こしてやっと見えてくる。
俺は今も探し続けてる。
多分 大事なのは探すってこと。諦めずにね。
社会の中では、より良い人間になって もっと誰かの役に立ちたいって シンプルにそれだけだよ。でも、大きな世界で見たら、人間の存在目的なんて誰にも解らずに皆 旅立ってゆく。
強いて云うなら"メメントモリ"、死と共に生きるってやつかな。
それって、愛や真実って言葉と一緒だと思う。

アイデンティティ(存在意義)なんて、そう簡単に見えてくる物じゃ無いと思う。深く深く掘って掘って、掘り起こしてやっと見えてくる。
大事なのは探すってこと。諦めずにね。

俺みたいなアウト側も勿論そうなんだけど、この国は謙虚な人や誠実な人の方が、生きてる上では損したり、困難を感じるような社会なんだよね。
見て見ぬふりしてる方が確かに楽だから。
バーチャル世代だけど、マナーやルールは頭で守れても、モラルなんて経験して心で学ぶしかない。
疎外感だったり独りになりたくないから、ある程度 我慢したり、好きじゃないコミュニティに属したりしなければならないのかな。
勿論、自由を手にするのも実際 楽じゃない。
マイノリティはいつも攻撃の的になるからね。
でも最後は、家族や友達やパートナーが解ってくれたら、それだけで充分なんだよ。



Alternativeとは?

今までの概念や考えとは異なる、新しいもの・ことを指すこの言葉。
それは言葉を変えれば、固定概念を壊し、新たな道を創造すること。

溢れすぎた情報社会の中、それを一つ一つ吟味する余裕もなく、人生は本当に一瞬で終わる。

この時代、正しい生き方もなければ、間違った生き方もない。
唯一言えるのは、「らしく」生きることが、その人にとっての真実に近づくということ。

誰かの人生ではなく、自分の人生を、型にハマらず、「らしく」生きる。

そんな「らしさ」を体現しているヒト、モノ、コト。

Alternativeでは、そんな「らしさ」を体現しているヒト、モノ、コトにフォーカスを当てていく。
それらが、あなたの「らしさ」を見つける道しるべになることを願って。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?