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孤独とfeel scent。【勝手に考察シリーズ】


最近よく聴いてる曲は、

Mrs. GREEN APPLEの『フロリジナル』

最初は、香水がテーマの曲なのかと思ったけれど

聴き終わってみて違うな、コレは
"孤独"がテーマの曲だと感じました。

歌詞の一部に、香りについてのフレーズがあって。

香りは孤独と戦う、個人の支えになるような
そういう要素もあるモノなんですよね。
だから本当に共感しかなかった。


『今だけ香りに包まって』

これは私事なのですが、
ストレスが限界突破した去年、常日頃から自分を癒す方法として、香水を使い始めました。

それまで、香水というものに対して、そこまで良いイメージを持っていなかったけれど、

ひとりで憧れの人に会いに行ってみたり
挑戦したことのないものを試してみたり
色んな人と出会う度に、自分が好きだと感じる香りが分かってきて、面白くもあり。

自ら香水を選んでつけるようになってからは、
心に少しばかりのゆとりができたのを覚えています。

みんなが毎日、どこかで泣きそうな心を隠していて、
それでいて、助け合える訳でもなく
寄りかかれるわけでもなく、
みんな誰かに甘えられるような立場ではなくて、
自分の本心を押し殺して生きないといけない、
誰もがそんな風に生きていた場所にいました。

そんな日々を乗り越えてきたから。

『今だけ香りに包まれて』
縋りたくなるような、甘えたくなるような
そんな気持ちを想起させるフレーズでした。


他にも沢山刺さるフレーズはあって。
いくつか書き出してみようと思う。

『報われると良いんだけど』
希望的観測を述べながらも、どこか自信のなさと実態がついてこない事への不安感が滲み出る。
ポジティブでありたいと願いながらも、本音はどこか悲しくて。

『どうせ居なくなるなら触れないで』
愛されたいけれど、いつかそれを感じられなくなるその日が来るのなら、
初めから触れたくもない。

分かるなあ。終わりが来るなら始めたくない。少し前のワタシもそうだった。

失うことばかり恐れていた。何も手にしてないのにね。
相手を傷つけるくらいなら、自分が恥ずかしくてもいいんですよ。
愚かで情けなくても、相手にとって誠実でありたい。

誰かを愛することは、孤独にも思えるけれど、
本当は失うモノなんてないのだと思います。

ただ単に、自分に正直に相手に心を尽くすだけだから。
見返りを求めるのは愛じゃない。


『冒険しないと』
『消えちゃいたい夜も 私の導火線』

頑張ろうという前向きな気持ちを日々持ちつつも、
どうしようもなく、やるせなさに苦しむ夜。
でもそういう時に限って湧いてくるものがある。

どちらも共感でしかないです。

ワタシも自分のためにやらなければならないことは
山積みなのに、何から取り組めば良いのか、
いつも分からなくなる。
気が付いたら何も手につかずに、ココロだけが疲弊していたり。

ずっと迷子なんですよね。困ったことに
同じところをぐるぐるしてる。

でもこうやって歌詞を読み解いていくと、
自分と同じ想いを抱えている人は他にもいて
必死になって生きている。

『ああ、生きてる』って実感も快感も湧かぬままに。

『完璧な想いはこの世にないと私を嗅ぐ』
誰かの愛も完璧じゃないし、自分の気持ちも完璧じゃない。それでもいいよね。

今までnoteに、あんまりこういうふうに
著名な誰かのことや作品を名指しで語るというのは
"どうなんだろうか"と思っていたけれど。

最近の例の推しの発言や要所に散りばめられた
言葉に愛を感じて。

"推しはいるうちに推せ"
という現代特有の言葉があるように。

曲を聴いてココロで感じたこの気持ちに偽りはないので、
可能な限りの力で想いの丈を綴ってみました。

もちろん、言葉や文章というのは
誰かの力になるだけじゃなくて
誰かを傷つけてしまうような側面もあるので。

画面の先にいる人が、心を持つ人であることを
忘れないように。

兎にも角にも、『フロリジナル』は聴いていて

すっと涙が出てくるような
過去の想いを救ってくれるような
ワタシにとっては、そんな優しさに包まれる曲でした。

孤独は日々感じるけれど、
それでいてまだ見ぬ未来に希望が感じられるような
そんな前向きになれる曲です。

繰り返し聴けば聴くほど、
陽射しが降り注ぐ部屋の中で
柔らかい毛布と香りに包まれた気持ちになる。

本当に好きで、文章を綴っているこの間もずっと聴いている。

noteをはじめてから今まで
ほんとうに色んな人たちの文章を眺めてきて
時に自分の文章力の無さに悔しい気持ちになったり、何もできていない自分に悩んだり。

最近、ここにいる人たちは、一体どんな曲を聴いてどんな気持ちになるのか、気になっていたりします。

こんな長い文章を読んでくれる人がどれだけいるのか分からないけれど、

もしよかったら、あなたの好きな曲について
語って欲しいなと思います。

たとえ、本懐分かり合えなくても、
色んな人の想いを知ってみたい今日この頃です。

あくまで自論ですが、

実はこの世では、誰もが孤独を感じる瞬間があって、
人によってその時間は変わるけれど、
平等に訪れる、"その人にしか分からない苦しさ"を
乗り越えられた先に、本当のしあわせがあるのかなと考えています。

だからこそ。

どうか、生きることに疲れたら
好きな香りを感じたり
癒される音を聴いたりして心を休めて欲しいな。

しあわせって多分、急に出会えるというよりは、
そうか、コレが幸せなんだって気付いたら
目の前に広がっていく感じ。

ワタシにその瞬間がいつ来るのかは
まだまだ分からないけれど。

どうか、みんなにもそういう瞬間がはやく来たら良いなと思います。

Feel scent. 香りを感じて。
孤独だけど、ひとりじゃないよ。

ワタシもアナタも孤独。
みんなに平等に訪れるこの寂しさを
乗り越えた先にあるものをどうか一緒に感じて。


#ワタシと音楽
#Mrs .GREENAPPLE
#音に恋して
#想いを繋いで

P.S. (後書きのようなモノ)
これは、都内に住んでいるその辺の一般人20代が
曲を聴いて勝手に感じた想いの塊の考察です。
(考察なのかさえ怪しい)

歌詞の本懐は、創った人にしか
分からないモノなので、その辺はご了承ください。
ワタシは何も知らないけれど、
それでもいいから、この先の彼らが創る世界をどこか許される場所からそっと眺めていたいです。

今日はゼンジン行きます。221114


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