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謙虚なリーダーが高める職場の心理的安全性(東京大学)

東京大学の研究でリーダーの謙虚さが心理的安全性を高めることが明らかに

 東京大学の研究グループが複数の業種を持つ日本企業で調査を行い、リーダーの謙虚さが心理的安全性(注1)を高め、さらにはプレゼンティーズム(注2)にも良い影響を与えることを発見しました。

 健康経営、つまり従業員の健康と生産性の両立は、組織にとって重要ですが、これまでリーダーの謙虚さと心理的安全性、プレゼンティーズムの間の関係は明らかにされていませんでした。

 この研究では、これら三つの要素がどのように関連しているかを検討し、心理的安全性が謙虚なリーダーシップとプレゼンティーズムの間の媒介役を果たし、プレゼンティーズムを減少させることを発見しました。この知見は、謙虚なリーダーの育成が職場の心理的安全性を向上させ、健康で生産的な環境の促進に寄与する可能性があることを示唆しています。

(注1)心理的安全性:こわがらずに自分の気持ちや考えを表明できる状態。

(注2)プレゼンティーズム:従業員が職場に出勤しているが健康上の問題により十分な仕事を遂行していない状態。

出典:https://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/ja/news/release/20240315.html

論文を読む:https://content.iospress.com/articles/work/wor230197

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