約3ヶ月 ゆっくりとさまざまに やがて 父は力つき 何かを言いたそうに 目をみひらいて そっと息をひきとりました ようやく家のベッドに体を横たえ 安堵した顔をしていました さよならをしっかりいえました でも、まだ、できずにいること わたしは、一生懸命に泣きたいのです どうして ひとめを気にせず 泣きたいだけ泣けないのだろう つまずいて泣きながら家路を歩いたときのように 悔しくて部屋にこもって嗚咽を噛んだときのように 来年の目標 一生懸命に泣く
今日の占いが最下位だったので、仕事に行くのも、出かけるのも、心の準備をしとかなきゃと思って家を出る。 ひとつめに起きたのは、賞与の明細。なんだか手当てが減っている。 二つ目に起きたのは、父の個室への移動。昼夜が逆転して大部屋ではきびしくなったらしい。 父の入院が2ヶ月を超えた。母も十数年前に亡くなり、一人っ子なので、様子を見に行くのは私だけだ。時間が短くとも毎日病室をのぞくことにしていたのだが、体調の悪いとき台風のとき、急な用事が出来たときは、仕方なく誰もいけなくてゴメンねと