日本酒のブランディングについて簡単に。
おはようございます。あずまです。
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日本酒のブランディングについてざっくりと分類してみました。とはいえ、これは「無理矢理にでも分かりやすく・・・」という前提です。ブランディングという一つの枠組みでは整理しきれないくらい日本酒は奥が深いものなので、あくまで私個人の所見としてご理解ください。
どれも素晴らしい概念であることは間違いありません。
個別に書き出したらキリがありませんので、それはまた別テーマとして。
①ワイン的思考(米の自社栽培、テロワール的思考)の追求
萬乗醸造(醸し人九平次)/永山本家酒造場(貴)/数馬酒造(竹葉)など。
②高精米(米の磨き)の追求
旭酒造(獺祭)/楯の川酒造(楯野川)/新澤醸造店(残響)など。
③精米しないという逆張り
仁井田本家(にいだしぜんしゅ)など。
④古の酒造りを追求
油長酒造(水端)/辻本店(御前酒)など。
⑤完全オーガニック(無添加)日本酒の追求
土田酒造(TSUCHIDA)など。
⑥徹底的に「うまい、飲みやすい」を追求
清水清三郎商店(作)/酔鯨(酔鯨)など。
⑦ラグジュアリー的世界観の演出
SAKE HUNDRED(百光)など。
⑧異文化からの参入
白岩酒造(IWA)※ワイン文化から。
⑨熟成の視点。時間軸による高付加価値の追求
木戸泉酒造(afs)など。
まとめ
このように日本酒をいくつかの軸で分解してみると、ざっと上げただけでもこんなに多くのブランド軸があります。まだまだ分類できていませんが、それは私の勉強不足です。
むしろ分類しようとする行為自体が烏滸がましいのかもしれません。
ただ一つ大きな問題なのは、それを「瓶とラベルとお酒の味でしか勝負できない」ことです。市場は消費者にとってコモディティ化し、何が特徴なのかが非常に伝わりにくい。つまり私たち消費者が商品を選ぶ判断軸が「有名か有名でないか」になってしまっている点です。
そして、嗜好品であるお酒は、差別化が非常に難しい商品です。
だからこそです。目の前に並べられた「瓶とラベルとお酒の味」で勝負する市場はもう終わりにして、これからは蔵の唯一無二性で勝負する時代が来るのではないでしょうか。
例えば体験サービス。蔵の歴史に触れられる何らかの体験。このようなサービスは、唯一無二、被ることはありませんので、差別化につながります。
Web3.0やブロックチェーン、NFT、トークン。新しい時代、新しいテクノロジーで勝負する時代が来る。僕は必ずそうなると信じています。
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