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受験生と漢方薬−聡明への近道?

韓国では東洋医学が盛んだ。
盛んというのは、特別なことではなく、普通に通っていることだと思う。

鍼もよく行くし、生薬もよく飲む。お灸はたまにかな。
どこか不調な時や、気力が落ちてきた、または体質改善したい時など、韓医の先生の所に行く。診察結果に合わせて調合した薬材を煎じて飲み薬の生薬にしてもらう。一回の診察で15日分。朝晩2回ずつ飲むので、30個のレトルトパックが出来上がる。

薬材は、植物の根っこや実などがあるが、動物系もある。有名なのは、鹿の角と熊の胆汁とか。あ、あと昆虫系もある。材料が天然系だからといって、優しい訳じゃない。効くっていうことは、一歩間違えれば毒。副作用が出ることもあるし。例えば、小麦粉と相性の悪い薬材が入っている場合、15日間小麦粉断ちしなきゃいけないとか、色々ある。


激苦な黒い液体を飲むコツ

生薬は小さい子どもの時から飲んでいた。
こげ茶とも言えない、真っ黒に近い液体を温めて飲む。昔は家で薬材を煎じて飲んでいたので、家中に漢方の匂いが充満していた時もあったが、最近はレンジでチンだ。

材料の種類や調合の具合によって味は違うが、大概は苦い。激苦か並苦かの違いだけ。

コツは一気飲みと、隣にスタンバイしているアメだ。飲み込みが悪いと吐き気がする苦さなので、味覚神経をなるべく触れないように、一気に流し込む。で、アメで誤魔化す。なんだか書いていると苦行に思えるな(笑)
まぁ、それくらい苦い。まさに良薬口に苦し。


受験生は特別枠

生薬を特によく飲む時期がある。
大学受験の時だ。

最近はレトルトパックになってるので、学校の休み時間とかに、封を切ってそのまま飲む。もうウイダーinゼリー感覚(笑)
高校3年生の教室では、あまりにも日常的な光景なので、だれも気に留めないレベル。
そんな受験生に特化した生薬がある。その名も、

”聡明湯"


もう名前からして聡明になりそうな勢い(笑)日本の友人には爆笑されたが、本当にある。
しかも歴史は古く16世紀からあるらしい。効能は脳細胞の新陳代謝を活性化し、記憶力や集中力アップが図れるとか。

多分、私も受験生の時に飲んでいたと思うが、効果があったのかどうかは分かりません(笑)



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