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家にテレビが来た!でもなぜ日本語 Only?!

まだソウルに住んでいた頃、うちにはテレビがなかった。
父の教育理念?ポリシー?みたいのがあって、テレビを置かない家だった。

まだ小さかったので、特に不満もなく、友達の家や親戚の所に遊びに行った時にたまに見る程度で良かった。

そんなある日、うちにテレビが来た!
どうした??父ちゃん!!!
ポリシーはもういいのか?!!
と思ったが、そんなことを言っても得なことはあるまい。黙ったおこう。
不満はなかったが、やっぱりちょっとワクワクした!


でも、このテレビ…なんか変。
韓国語が全く出ない…
でーーーーーーん

そう、父が設置したテレビはNHK衛星放送のみ出るテレビだった。
韓国の地上波チャンネルはなし。
言語学習のためなら良しとしたらしい。
子供のではない。自分の日本語学習のために設置したのだ。

でも、子供にはしんどいよーーー
無いならないで良いけど、訳の分からん言葉ばっかりのテレビだなんて!


ぶーぶー言っても仕方ないので、諦めて普通に見てた。
学校に行く前は、朝ドラ見て、帰ったらニュース見て。言葉は分からなくても、画でストーリはなんとなく分かる。
当時の衛生放送は再放送が本当に多くって、ある意味反復学習になった。
これを英才教育というのかは微妙だが、おかげで無意識のうちに空気感というか馴染みは蓄積されたのかも。父に感謝なのかな?(笑)

そんな強制NHK生活を数年送った後、来日することになる。

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