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ドラマ『官僚たちの夏』俳優アベンジャーズの中にいる田中圭をみて誇らしい気持ちになった女のはなし


官僚たちの夏

2009年7月からTBSの『日曜劇場』枠で放送されたテレビドラマ。
主演は佐藤浩一。

あらすじ

昭和30年代、高度経済成長期へと向かう日本の通商産業省を舞台に、国家の未来を担う高級官僚たちの政策や人事をめぐる熱い戦いを描き出したドラマ。


今の日本を作り上げた熱い官僚たち。

私たちがこうして生きているのも色んな製品に助けられているのもこんな風に国のために戦ってきた彼らがいたからなのね。
ライバル同士でバチバチやっている人達も想いはひとつだったりして。

人と人の感情や絆に泣けるシーンもたくさんある見応えたっぷりの骨太なドラマ。

平成21年度(第64回)文化庁芸術祭優秀賞(テレビ部門・ドラマの部)受賞作品


田中圭さんは新人官僚の御影大樹役。


2009年の田中圭

2009年公開作品

銭ゲバ 第2話・第3話・最終話 白川正輝 役

ヴォイス〜命なき者の声〜 第4話 五十嵐富士夫 役

警官の血 宮野俊樹 役

ハンサム★スーツ THE TV  宗助 役

子育てプレイ 山本岳 役

君のせい 真田隆也 役

探偵Xからの挑戦状! Season1 第6回「セブ島の青い海」 重内和宏 役

キラー・ヴァージンロード 利根川純 役

TAJOMARU 桜丸 役

ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない 木村翔太 役

官僚たちの夏 御影大樹 役

恋うたドラマSP 三日月 第1夜 堀川圭吾 役

深夜食堂 第7話 中島 役

シスター 山田直太 役


2009年の田中圭note






御影大樹とは

Wikipediaによりますと、御影くんの肩書はこんな風にどんどん変わっていきます。

大臣官房秘書課→電気通信課長補佐→綿業課長補佐→電子工業課長補佐→第一企業課長補佐→重工業課長補佐→重工業局電子工業課長→重工業局製鉄課長

さてさてこのドラマ。

田中圭さんの出番は結構少ない。
田中圭さんのシーンだけをもし早送りで見たとしたらかなり短いのではないだろうか。

しかし素敵なドラマなので是非隅から隅までご覧いただきたい。

なんてったって出演者が超豪華!

佐藤浩一、堺雅人、高橋克美、杉本哲太、船越英一郎、高橋克典、西村雅彦、佐野史郎、北大路欣也(敬称略)など錚々たるメンバーが出演している。

北大路欣也さんをみるとこのエピソード思い出す



こんな豪華なメンバー達のなかで若手官僚役で出ているのは吹石一恵さんと田中圭さんだけ。

数いる俳優陣の中からこの役に選ばれるってすごいよね!!

かつて番宣で出たオールスター感謝祭で圭さんは群像劇の出演は少なかった、その代わりに大人の中に混じるような役が多かったと語り
自分のことを下手っぴだったみたいに言っていたんだけれど、こんな役を貰えちゃうのって凄いことだと思う。

ほんと一握りどころかこの若手男性官僚のポジションって1人だけなんだもんね。

俳優アベンジャーズみたいな豪華キャストのなかにいる数少ない若者役が圭さんって事が凄いし誇らしい。

7話のエンディングて錚々たるメンバーが対立するように歩いてくるシーンなんて…
ほんとめちゃくちゃカッコいいのよ。
完全にアベンジャーズなの!
その中に圭さんがいることが嬉しくて何度も見ちゃった。


御影くんの登場シーンは第一話。

ピッチリ横分けでピョコピョコ走る姿が可愛い。

初めのうちの御影くんの役割は

①人を呼びに来る
②争いを止めようとする

男だらけのぶつかり合いに
やめましょうよーって止めに入るシーンが何度も。
これなかなか大変そう(制作発表でも大変だった事を語っていた)

3話で綿製品の対米輸出自主規制に抗議しに来る戦意業界の人たちを必死に止める姿。

このシーンめちゃくちゃ泣けます。
桂ざこばさんがもう…めちゃくちゃいい味出してるのよ。
高橋克実さんもめちゃくちゃ良い役だったな。


登場シーンは少なめの御影くんだけど実はかなりの大役が!

官僚たちの夏のウェブページで徒然日記を書いているのです。
まさかの裏で大活躍!

流石の文才だし、1話1話この日記を見ながら鑑賞するのはなかなかお勧め!

田中圭の徒然日記

皆様どうも初めまして。
通産省に勤めてます大臣官房秘書課の御影大樹といいます。
まだ26歳なんですが、自分で言うのもなんですが、正直エリートです。はい。ゆくゆくは次官になるための出世コースを歩むつもりしかありませんが、今は大先輩方の下で通産省、国作りというものを学ぼうと思います。
ここだけの話、誰の下に付くかが、かなり重要です。今はミスター通産省こと風越さんに付いてますが、一話を見ながら、まぁ正解だなと思いましたね。


1話から最終話まで毎週綴られる日記。
文章は若干高飛車な御影くん。


以下一部抜粋

そーなる事は、さすがの天才の御影君でも予想できなかったなぁ。


まぁ、エリートの俺が史上最年少課長就任とかは当たり前だから置いといて…え? だから史上最年少課長就任だってば。別に大した…え? 史上最年少課長就任は凄いって? まぁ普通はそうなんだけど俺はエリートだからさ、史上最……しつこいですね(笑)。


役柄的には冷静に人を見て動ける人で、真面目で、時に熱い御影くん。

爽やかな顔してこんな事思ってたんか〜い!

天才とかエリートとかスラムダンクの桜木花道を彷彿とさせる。

田中圭さんの文才といえばドラマ『無理な恋愛』でも田中圭の無理な恋愛観察日記なるものがあった。

こちらの日記はDVD-BOXの封入特典の「無理な恋愛」スペシャルストーリーブックにて見開き2ページに渡り綴られている。

2番手でも3番手でも無い役でもこんな大役を頼まれちゃう圭さんはやっぱり全方位から愛されているんだと思う。

無理な恋愛noteはコチラ


話が逸れたけれど御影くんのお母さんは沖縄の人で沖縄のために熱くなってくれる姿は個人的にはとても嬉しかった。

最終話、ある人の病床でのシーン。

奥さんを除くとお見舞いに来ている人は3人だけなのにそこに御影くんもいることにビックリ。
しかも1番に駆けつけているのが御影くん。
扉を開ければ御影くんがいるのです。

涙涙のあのシーンで大御所たちがもの凄い芝居をしている中での演技。

個人的には御影くんは別にそこにいなくてもいいようなシーンだと思うのよ。
佐藤浩一さんと、堺雅人さんだけでも成り立つようなシーンなの。

だけどそこに圭さんもいて一緒に泣きの芝居してて…めっちゃくちゃプレッシャーだろうしめちゃくちゃ勉強になっただろうし。

こんな大御所たちの姿を目の当たりにして沢山の刺激を受けて今の圭さんがいるんだな…
なんて思うと何ともいえない気持ちになりました(妄想が激しい末期のオタクの穿った鑑賞方法)

出番も台詞も少なめの本作ですが大御所に混じりながら画面の端で台詞のない演技をして大舞台で戦う圭さんを見守れる。

そして画面に映りセリフを話した瞬間に爽やかな風が吹く。

そんな田中圭さんを拝める貴重な作品です。


ここからは特典映像のはなし


メイキング

圭さんはチラホラと映る程度

クランクアップ集

佐藤浩一さんや堺雅人さんたち大御所と共にクランクアップ

いろいろご心配ご迷惑もおかけしましたが
本当に最高の夏でした。
あのーみなさん、そしてこの作品大好きです。
本当にありがとうございました。

「ご心配ご迷惑をかけて…」なんかあったんかしら?クランクアップで謝りがちの圭さんw

ゴチの同窓会スペシャルで船越英一郎さんが遅刻のエピソード話してたのもこの作品かな?


佐野史郎さんのクランクアップにも私服姿の圭さんがチラッと映る。

制作発表

ものすごい豪華俳優陣の中でさすがに緊張の面持ちでの挨拶。

役と一緒に毎日毎日大先輩達に囲まれて役と一緒に日々勉強してる毎日です。
よろしくお願いします。


もう一つの質疑応答では
役の中で先輩や人々を止める時、日頃の運動不足が祟って疲れるという話。

役の上でも下っ端なので
まぁエリートなんですけど下っ端なので

エリートってわざわざアピールしてるの可愛い。


㊙NG集

圭さんのNGは無し。
チラホラと映る程度。

高橋克実さんの連発NGのシーンでずっと廊下で待っている圭さん。
ようやく成功した克実さんの台詞のあと廊下から部屋に入ってきての一言、すごいプレッシャーだろうな。


スポット集

「官僚たちの夏」を10倍楽しく見る方法

キャストインタビュー in王様のブランチ
1.佐藤浩市&堺雅人&高橋克実3Sインタビュー
2.佐藤浩市&堺雅人&高橋克実の素顔とは!?
3.佐藤浩市&北大路欣也スペシャルインタビュ

1.3は出番無し。

2.のインタビューは佐野史郎さんと、西村雅彦さんと、田中圭さん3名の対談!

出てくると思わず思わず早送りしかけちゃったよ。

高橋克実さんがよくNGを出すというエピソードを佐野史郎さんに巻き込まれて肯定しちゃってるのが面白い。

圭くんはあまりNGださないほうだよねー。

今のところまだ。

かつみさんはNGが多いと?

うーーん。

圭くんがうーーんといいましたw

宴会ではみんなに弄られていたという圭さん。
キャストのお酒の飲み方を暴露していた。


特典映像のボリュームはめちゃくちゃすごくて見応えたっぷり。

タナカー目線でみると圭さんの出番は少なめで、吹石一恵ちゃんは結構出てくるのにさ…
なんてちょっと切なくなっていたけれど、最後の座談会で大満足。

座談会はめっちゃ短いんだけと大御所たちに囲まれて話す姿をみれて幸せでした。


特典映像収集の旅はまだまだ続く。

雨音 

田中圭作品レビューはこちら


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