今週は暇人なので色々書いてみたいと思います。

レーズン入れたので膨らむか心配だったけどよかった！

この世は接客業で溢れてますね、私のような短気で応用が利かない人間からすると菩薩のように微笑んで優しく対応してくださる方々にいつも感服し、

『この人たちが安寧であれ』といつも心のなかでは合掌する勢いです。

(本当ですよ)

コンビニや駅の売店、スーパー、喫茶店などは多種多様な人が出入りするので無理難題も多いと思います。

客の身から見ても傍若無人の奴らも多く、心が麻痺するよなあと他人事ながら思ったりもします。

その接客業において、確固たる商品というものを提供せずに成り立つ商売、

それが水商売

だと思います。

最初に勤めた店の雇われママ、時頭も良く顔も可愛くて自身に満ち溢れた方でした。

京都、すすきの、東京、全国の盛り場を渡り歩いて腕を鳴らしてきた強者です。

お酒も強く、年嵩のお客さんも面白がってお話しされるほど、どんな玉でも打ち返せる引き出しの多さ、表情の豊かさ、弾むような笑い声、同姓から見ても魅力しかない方でした。

お店もカウンター7、8席とボックス１つのこじんまりとしたお店で初めてとしてはとてもよかったように思います。

お客様も大きな企業の偉い方々がたくさんいらっしゃって、でもみなさん優しく不愉快な思いはあまりしていなかったように思います。

過去は美化されるので、なんとも言えないですが(笑)

しかし仕事は大変厳しく、

肌が汚い

グラスの並べ方が汚い

化粧の仕方が下手

散々な言われようでした😢

だけどもご自身がたくさん勉強をされて体現されてるからこその説得力があり、いろんな事を学びました。ただそのママは上昇思考の塊。

私は自分の『快、不快』を基準ととして生きているので、しっくり来ない考え方も多々ありました。

そして２件目は岸和田から身一つで飛び出してきた、額を割った古傷を持つママ。

こちらは竹を切ったようなさっぱりした方で、どんなお客さんにもダメ出しをズバズバしていて、かっこいい、歌のうまいママでした。

ここでカラオケを勉強しましたね。

困ったときには助けて貰ったこともありました。

お客様は土木や自動車関係の方々が多かったように思います。

なので結構苦手なノリを強要されるようなこと、多かったのでめんどくせぇ～と正直思っていました…。

３件目はクラブでナンバーワンだったおっとり上品なママのお店。設えも和風で品のある雰囲気でした。

こちらもこじんまり、三件とも同じくらいの規模のお店。

お客様はそうそうたる方がいらっしゃっていて、分からない話でも耳をそばだてていると賢い方はすごく慎重に多方面から深掘りされるのだなと勉強になりました。

お酒も上等なものをたくさん頂けたり、美味しいものも頂いたり、歌舞伎役者さんや力士の方ともご一緒できたり、

夢にもっとも近い場所

だと感じたキラキラした場所でした。

前述二人のママとはまた違ったキャラクター、おっとり含みを持たすものの言い方、お酒は一滴も飲まずに居る姿、絶妙な色気がありました。

スーパーや酒屋で買えば5,000ほどのお酒を倍以上の額で下ろしてキープして飲みに来てくださる。

なぜわざわざ店に家ではなく、店に向かってきてくれるのか？

そのお店に、ママに、雰囲気に、女の子に、魅力という名の付加価値があるからですよね。

私かあまり大人数の会話に参加することが苦手なことと、百戦錬磨のキャストの中では会話があまり投げられないこともあり聴く方に徹していたのですが、

本当にみなさん返しや言葉遊びが、上手い…！！！！

これはお客さんも楽しいだろうなと思いました。

もちろんトレンドの話題や経済的なことやスポーツなどもそうですが、話の転がし方が絶妙で私なんかは精々笑っているのが関の山でした。

頭の賢い人でないとできないな、

と本当に思いました。

接待などで使用される場合には、立てる方を見極めて粗相の無いように努めたり、お話しをしやすい雰囲気を作ったり。

ただ飲んで笑ってれば良いような仕事ではありません。

今自分が洗い場で勤務している店は、そういった輝きがまるで感じられないのが少し寂しいなぁと思います。

お客様をもてなす態度や姿勢

があまり感じられない、店全体に活気がない。

キャストも自分本意でお客様の話を引き出せるような子が居ない。容姿の美醜の話ではないです。興味を持って接しているのか否かの話です。

『私、不幸なの…』

というオーラを纏っている方が上に居るのでそれがより良くない空気にさせてるような気もします。

正直

そんな嫌々なら辞めたら良いのに。

と思います。

お金払って来てくださる方々を解すのが役割なのに悲壮感満載の店に誰が来たいですか？

不幸ぶる人の思考は

何で私ばかりこんな苦労しなくちゃいけないの？

だと思います。だけどそんなもん、全部自分で選らんでるんですよ、自分でその道を。

世の中には自分の生きるレールが、生まれたときからびっしり敷き詰められてる人もある一定数いらっしゃいます。

それに比べて一市民の私たちはどうですか？

思想、生き方、自由に選択できる時代です。

それを運のせいとか周りのせいとか、ずっと何かのせいにして生きている。

それでなにか好転しますか？

そろそろ目を醒ましませんか？

少し前の自分がそうだったのでとても分かるんです。

自分と対峙せず生きるのは、誰かのせいにして生きるのは楽だから。

だけどそれでは何にも変わらない。

自分が変われば周りが変わる。

裏方からひょっこり表にでて茶化すくらいしか私には出来ませんが、会える方々には楽しく帰っていただきたいですし、私が学んできたことを体現するのが務めかなと日々思う今日この頃です。

これ、夜の店に限らずどんな接客にも通ずると思うんです。

初めて行ったお店でまた行きたいかな、って思える要素は

接客してくれた人によると思います。

自分が喋りだからよりそうもしれないけど、

些細なサービスだったり、話題が盛り上がって仲良くなったらまた行きたいな～ってなると思います。

キャバクラとかラウンジとかスナックとか、海外では飲んで喋る店は日本特有だそうです。

海外の人は隣に居れば誰彼構わず話しかけるからそんな店にいく必要がないそうです。

これも国民性ですね🍀