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【読書記録】2023年7月

7月の読書記録です。
4〜6月の読書記録はこちら↓

ビジネス

『イシューからはじめよー知的生産の「シンプルな本質」』安宅和人

『仮説思考』をはじめとした思考法系の本と大体同じような内容。
比較的癖が強く、向き不向きがありそう。

『起業の科学 スタートアップサイエンス』田所雅之

たくさんのフレームワークが紹介されている。これを一読した後、巷に溢れる多様なスタートアップを再度みてみると新たな学びがありそう。確かスライドが公開されているので、時間がない場合はそちらをパラパラと流し見すると良さそう。

テクノロジー

『DAO(分散型自律組織)の衝撃 : Web3時代のまったく新しい組織と働き方』小澤隆博

最近、不意に「ブロックチェーンの勉強がしたいな!」と思い読んでみた。情報量は少ないがよくまとまっていたから、入門にはとても良かった。

小説

『fishy』金原ひとみ

恋愛の話と見せかけて女性の友情、あるいはもっと普遍的にコミュニケーションの加害性がテーマか。生々しい人間関係の描写や、ところどころ出てくるめちゃくちゃ独特な比喩表現が楽しかった。

『レインツリーの国』有川浩

関西弁での会話がリズミカルでかわいかった。「女性が綺麗にしないのは犯罪」みたいな台詞があったが、フィクションがいい加減なことを書けるのは平和な証拠なのでかえって安心できて良い。

『ストーリー・セラー』有川浩

あまり好きではなかったが、映像化したら映えそうかもと思った。理解力がないためかメタ構造系の話が苦手で、「あれ、結局どういう話なんだっけ、、?」となってしまう。恐らくどういう話だったかそれ自体は問題ではないのだろうが、どうしてもそこばかり気になってしまってダメだった。

『成功者K』羽田圭介

具合が悪くなるし少し冗長なので、心身の調子が良く時間があるときに読んだ方が良い。露悪と娯楽を兼ね備えつつ私小説っぽくもあった。読書経験が少ないのもあり、新鮮で面白かった。個人の内面や人間関係についての描写が鋭くて良かった。

だんだん読書週間がついてきたのと読む速度が上がってきたので、毎月それなりの冊数を読めるようになってきたのはとても良かったです。来月はヘビーな積読1~2冊にじっくり取り組む感じにしようかな。

おすすめの本、ジャンル問わず常に募集しています。

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