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男性は女性以上に精神的不調を理解されづらいのかも?

以前Instagramのストーリーにあげた「最近12時間とか寝てる」という内容に対し、「冬季うつは関係ある?」と連絡をくれた友人がいました。

男性で、自身も冬季うつに長年悩まされているとのこと。

今回は、その人とのやりとりから見えてきた精神的不調に対する理解の男女差について書こうと思います。


冬季うつとは


冬季うつとは、「季節性情動障害」や「季節性感情障害」といわれるもので、日照時間が短くなることで引き起こされる季節性の抑うつ気分だそうです。

参照元:https://www.heart-center.or.jp/rehabnow/4169/

私がそれなのかはわかりませんが、確かに過眠・過食の傾向があったので、教えてもらってすぐ、意識的に太陽の光を浴びるようにしました。

実際、太陽の光を浴びているとなんとなく元気が出てきたので、難しいことはわかりませんが、生物として必要なものなのだろうと思いました。


教えてくれた友人は10年以上症状に悩まされているらしく、仕事のミスで自分を責めてしまうなど、とても生きづらいと言っていました。


理解されるのが難しい


彼の話を聞くうち、私の中でひとつの仮説が浮かびました。

それは、女性に比べて、男性はより“目に見えないつらさ”を理解されにくいのではないか?というものです。

生理への理解が広まってきたことで、女性に対してはホルモンバランスによる精神的不調など、目に見えないつらさに対する理解が深まってきていると思います(もちろん環境などによって理解の程度は違うと思いますが、目に見えないつらさの存在の認知は広まったと思います)。

一方で、じゃあ男性も同じように目に見えないつらさの存在を想像し、配慮してもらえるようになったかというと、なかなかそうはなっていないのが現実ではないか…と。


男性・女性だけで分けてしまうのはあまりに大雑把だとも思いますが、生理の有無を踏まえたうえで精神的不調に焦点を当てると、相対的に男性に対する理解が弱いんじゃないか、と考えました。


実際に彼に聞いてみたところ、「冬になると元気がなくなる」と話すと、個人的には真剣な悩みにも関わらず「そんなバカな」といった反応をされたり、科学的な仕組みを話してみても、あまり理解は得られないそうです。

このエピソードはあくまで彼の周りの話ではありますが、男性社会では精神的不調についてそもそも話題に上がらなかったり、男性にはそんなものないと思っている人ももしかしたらいるのかも…?

もっとたくさんの人に聞いてみないと実態はわかりませんが、傾向としてあってもおかしくないのかな…と。


だからなんだと言われると困ってしまうのですが、理解のされやすさに男女差があるのかもしれないと知っておくことは、決して無駄にはならないどころか、どこかで役に立つように思います。

もっと言えば、男女差だけでなく、所属する組織の性質や男女比など、様々な要因で理解の程度は変わってくると思います。


理解されやすさに差がある


その可能性があるということだけでも、まずは心に留めておきたいと思いました。



おまけ


昨日、女であることへの違和感性別なしがしっくりきているという話を書きました。

その矢先に女性の立場でものを語るのは少し抵抗もありつつ、生理の有無・生物的な体のつくりという点で考えると私はどうしたって女なわけで、そこの切り離せなさにモヤモヤもしつつ、私の視点で考えたこと・感じたことを書きたいと思い、今回の記事を書いてみました。

男女は違うからこそ補い合って過ごせたらいいな、そのためにはまず違いを知ることからかな、なんて思いながら日々過ごしています。


読んでくださりありがとうございました!







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