甘め

散るまでが花

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最近の記事

ひたむきに、4月

4月が始まった途端、1日1日が矢継ぎ早に過ぎていくから息つく間もなくて。いつのまにやら夜だし、いつのまにか次の日が来ている。 入社してもうすぐ1カ月が経つ。がちがちに緊張しながら笑っていた1日目、職場の人との距離感や振るまい方に戸惑っていた3日目、新しいことを覚えていくのが楽しくなり始めた5日目、頑張りすぎず、ほどほどなバランスを探り出す7日目。こうして少しずつ「社会人」の自分に慣れていこうと、いまも現在進行形で試行錯誤している。 社員としてできる事はまだ少なくて、ひたすら

    • 去年の3月初めに載せたnoteには「来年は春に見合う笑顔に、心がちゃんと春めいていますように」と書かれていた。 笑顔はまだぎこちないけれど、大笑いする準備はできたし、心もいくらか春めいていると思う。1年でここまで自分は変われる、変わっていくんだこれからも。

      • 旅に出ていく春

        この頃は夜よりも朝のほうが寂しく、心細い。 わたしはついに入社式を終え、まもなく新社会人になろうとしている、4月がすぐそこまで来ている。 3月に入ってから、心も現実も大きく変わっていく予感を無視できなくなった。絶対これから忙しくなる、その前に自分に向き合って、いま立っている場所を確かめたい。 入社式の1週間ほど前、忘れられない、これからも忘れることはないであろうあの人が、心を切り替えて前に進んだところを見た。とはいえ直接会ったりそれを聞いたわけではなく、繋がっていないSNS

        • 生まれ変わっても

          3月だ、2024年が明けて3ヶ月目 大丈夫だろうか、わたしは時の流れについていけているだろうか この1年半弱というもの、今日にいたるまで生きた心地がしないほど苦しい日々があった。壊れたもの失ったものは多く、朝まで眠れず泣き通した夜も数知れない。ついに社会人となる節目を前に、これまでの事をここに書いて、置いておきたい。 1年半前はコロナ禍が抜けず、ご時世的に希望の業界に就くのが難しかった背景もありながら、毎日が楽しくてやりがいを感じ、あの場所(バイト先)の正社員になることを真

        ひたむきに、4月

        • 去年の3月初めに載せたnoteには「来年は春に見合う笑顔に、心がちゃんと春めいていますように」と書かれていた。 笑顔はまだぎこちないけれど、大笑いする準備はできたし、心もいくらか春めいていると思う。1年でここまで自分は変われる、変わっていくんだこれからも。

        • 旅に出ていく春

        • 生まれ変わっても

          日記 時間の流れ方が好きだった

          2024年 2月12日 3連休の最終日 いつもよりは早めに目が覚めた今日、部屋に陽が眩しいほど差し込むのを見て、外の空気を吸って太陽を全身に浴びたい気持ちになり、お昼ごはんをそこそこに済ませ、支度をして自転車に乗る。そこから5分もしないうちに公園に着いた、14時ごろのこと。 そこは小さい頃から中学生くらいまで時々遊んでいた馴染みのある公園で、またこの1年少しくらいで気分転換に来るようになった。 遊具のある広場を横目に過ぎると、池の周りを囲むようにウォーキングコースがあり

          日記 時間の流れ方が好きだった

          希望を手にとっていく

          希望の話を書きたいなって思った。 ふと思えば今まで、自分の過去や心と向き合って、じっくり反省する内容ばかりだった気がするから、今回はそういうのお休みして、もう少し明るい呑気な話がしたい気分。 今の私はというと馬鹿正直にいって全く、なにひとつ頑張っていません。毎日なにもしてない。 春からの入社準備に必要なことだけは最低限やっているけど、それだけです。恥ずかしながらバイトもせず実家でダラっとしています。 かなり長い時間をかけてやっと、身も心も全力で休めるようになってきた この

          希望を手にとっていく

          繋いでいるだけの日々

          その日の夜にやっているテレビドラマで、ああそういえば今日◯曜日だったのかと実感する。それくらい日にちや、朝昼晩の境い目が消えかかった生活をしている。頭の中に飲み込まれて、常にぼんやり上の空で過ごしているから、色んなことがよくわからなくなっていく。確かに楽しいことをしているはずなのに、感情が動かなくて作り笑いを浮かべたり。虚しい、わたしの意識は一体どこに行っちゃったんだろう 次の春で就職する、いま将来についてわかっていることはたったこれだけ。入社した後のことはわからない、無事

          繋いでいるだけの日々

          きみをお守りにする

          心の中は誰にも見えないから なにを思っても、 誰をいつまで大切に想っていても自由なんだ 私はいつもこれを忘れてしまう。 実はここから1つ心に決めたことがある それは「あの人をお守りにする」ということ たとえもう会えなかったとしても、 あの人を好きなままで生きていく。 私の隣にあの人はもう居ないけど 心では居ることにする 過去を吹っ切らない、心の中から消さない。 別れに深く傷ついた事実は受けとめて 時にはそれに泣きながら苦しみながら 暖かい記憶を抱きしめていく それが私の見

          きみをお守りにする

          昔話にはしたくない

          何度眠って、何度目が覚めても あの人やあの子やみんなは、もういない。 季節は巡って別れから1年が経とうとしている。 私が今日まで抱えてきた憂鬱の根っこにあるのは 「あの頃を昔話にはしたくない」 というものだった。 うまく表せる言葉が見つからなくて 今までただ「悲しい、憂鬱だ」としか 言えなかったけれど、きっとそうなんだ。 時間は前にしか進んでくれないから これからもどんどん遠ざかっていって、 そのうち振り返っても見えなくなって 昔話になる、あの結末を放置したまま。 過ぎたこと

          昔話にはしたくない

          波が引いて

          前回のnoteから2週間が経って もうすっかり秋になった。  何度も打っては消すを繰り返しているこの文章、 ぼんやりしてるとあっという間に 9月に置いてけぼりされてしまう。 つい先月末まで、言い表せないほど 強い鬱の波に飲まれていてやっと、 少し落ち着いたところだ。 鬱を抜けられたのはいいけれど 今の私は、私のことがよくわからない。 なんだかふわふわしている まだなんにも大丈夫になっていないのに 心はただ静かに 停止してしまったみたいだった。 特に気が沈んではいないはずだけど

          波が引いて

          消えちゃえ

          突然ですが、「死にたい」と願って頭から 離れなかったことはありますか? 私はあります、今までに何回あったのかは よく覚えていないけれど、なんなら今も。 実は今回、これを綴る前に 自分が死んだ後のことを想像して書いた、 遺書のようなnoteが既にあるんだけれど ここに載せるのはやっぱり気が引けるので 下書きに留まったままです。 日差しが照る蒸し暑い日に、 着替えて、それなりに身なりをちゃんとして 駅まで行って、電車に揺られて遠くへ。 「そこまでする気力さえ整えば、 もう実行で

          消えちゃえ

          夏になったら私を思い出して。 「8月といえばあの子は」と、 思い浮かべて胸を痛めればいい。 夏を通り抜ける度、私は綺麗になるからね

          夏になったら私を思い出して。 「8月といえばあの子は」と、 思い浮かべて胸を痛めればいい。 夏を通り抜ける度、私は綺麗になるからね

          とまらない

          考えごとが止まらない 気持ちは毎秒動いて流れていく 1つずつ整理したいのに 追いつく間もなく、風のように過ぎていく。 どうにかそれを、言葉にして 繋ぎとめておきたかった。 これは私の思考や気持ちのメモのようなもの。 これまで暮らしてきた実家、地元を 就職が決まり次第、出ていこうとしている。 これ以上ここに留まっているのは、 自分にとって何よりも毒だと 強く、強く実感させられたから。 良くも悪くも、過去の記憶が あちこちに絡みついたこの町と 家に縛られる生活はとっくに限界だっ

          とまらない

          月明かりもない夜をひとり

          なんかこれ普通に、地獄じゃん? ってつくづく思う毎日を送っています。 外に出て、どこで何をしていても 素をさらけ出せず、自分を取り繕っているし 家に帰れば息苦しさと苛立ちに参ってしまう。 どこに居ても居場所だとは思えなくて 本当に安心して気の休まる、穏やかな時間が 最後に流れたのはいつだろう 背中から首にかけて、常に無意識に 緊張してしまっているのか、バキバキに 凝り固まってしまって疲れのとれない日々だ。 「誰にも会いたくないけれど、誰かに会いたい」 そんなよくわからない気

          月明かりもない夜をひとり

          夜明けの薄紫

          今これを文字打ち始めた午前4時過ぎ 陽が伸びたこの頃は夜明けが早い。 4時よりも前に小鳥たちがさえずり始め、 少し経つと空は白と薄紫が混ざった色をしている 部屋に差し込む光が青白い。 もうすっかり、夜にうまく眠れない体になって しまったから、寝ずに朝が来ることに対して 特になんの驚きもない。 小鳥の声を聞いて 「まだ明日が来ることを許してないのに、勝手に夜終わらないでよ」と駄々をこねる日もあれば 「もう眠らなきゃまずいのに」と焦る日、 ただぼーっと夜明けを眺めている日もある

          夜明けの薄紫

          動機は 好きだから

          毎日毎日悩んでいる。 このままでいるのは耐えられない 早くここから抜け出したい、 なんとかしなきゃ そんな焦燥がずっと心臓に張りついて離れない。 今の自分は、子供の頃こうなりたいと 願っていた姿に遠く及ばない。 いまだ一歩も踏み出せていないから 地元からは抜け出せないし 夢中で楽しくて頑張っていたものは消えた。 不満は一丁前に溜めながら、 周りに甘え続けて生活している。 そして、将来の目標をどこに置けばいいのか さえ迷子で、いつも心を無にして耐え凌いで。 大嫌いだ、こんな自

          動機は 好きだから