亜鉛

nowhereがnow hereな毎日

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最近の記事

おおだこの正体見たり……

タコ刺しと怪談 我ながら酷いタイトルだ(笑)。一応、元ネタのリスペクトはあるし、575の定型を守ってるから許していただきたい。  で、今回の話は北海道に法事に行った時の話です。普段、そういう場所でわざわざ怪談を聞いたりはしない。しかし、法事後に父と叔父に連れていかれた寿司屋の大将にタコの刺身を頼んだ時、そういえばと言って、大将が話してくれたのが今回の話になる。 大将の語った話 大将がまだ10代の頃、恐らく昭和の中葉から1970年代前半くらいだろうか。彼は海に遊びに行くこと

    • 何がウェルビーイングじゃ

      最初に しょっぱなから喧嘩売るようなタイトルですが、企画の趣旨を否定するつもりはないです。むしろ、私は心身ともに穏やかでありたいと思っていますし、真面目に書いたつもりなので最後まで読んでくれると嬉しいです。  ただ、ですね。  先ほどの発言といきなり矛盾するようですが、ウェルビーイングという言葉を聞いても、無理だろ、そんな余裕ねえよ、とどこかで反発してしまう自分がいるわけです。そんな私がウェルとはいわずに、せめてイル(=ill)から脱却できるように心掛けていることを書いて

      • 練馬区のだるま女に関する話

        記事を書くにあたって だるま女の話自体はかなり有名だし、その発祥や伝播についてかなり詳しく説明してらっしゃる方がnote内にかなりいる。ただ、私が今から書く話は練馬区、10年代のものであり、類似の話はnote内では見つからなかった。それ故、興味深く感じ、文章にまとめた次第である。 だるま女の概要 だるま女自体はかなり有名な都市伝説である。舞台は中国やヨーロッパなど様々だが、一番有名だと思われるストーリーラインは以下のようなものである。 * ある夫婦がヨーロッパ旅行でとあ

        • 母と祖母から聞いた口裂け女の話

          一月前ほどに書いた、ある掲示板の話に関する記事のコメントで口裂け女との関連性を指摘するコメントをいただいた。それについて調べていたところ(といっても、調べ始めてまだ一日もたってないのだが)、母と祖母から、いくつか面白い話を聞けた。 口裂け女の話自体は知っている人が多いと思うから、その内容自体は詳しく記さない。 簡単に書くと、顔をマスクで話した女に綺麗かどうか話しかけられ、綺麗と答えると裂けた口を見せられ、不細工と答えると刃物で殺されるといった内容。 この話は一般的には岐阜県

        おおだこの正体見たり……

          とある動画で見た怖い話

          とある動画サイトで怖い話を聞いた。といっても、その界隈では有名な話と思われる。 あと、具体的な描写はないが、エログロ要素があるので注意 *** あるAV会社が撮影のため、ある物件を借りた。その物件は幽霊が出ることで有名であり、撮影者も実際にそれを見、また霊障も起きたという。 ところが、ある時期から、そうした現象は一切起こらなくなった。 それは、スカトロもの、それも大、の方を撮影した時からだった。 *** この話のコメントで、幽霊は不浄を嫌うため、スカトロは除霊として効

          とある動画で見た怖い話

          とある掲示板で見た怖い話

          数か月ぶりだけれども、面白い話を聞いたので投稿してみる。 *** ある男がある、春の売り買いで有名な公園によった。その中で、マスクをしているながらも、可愛らしい少女を見つけて、その春を買うことに成功した。 さて、男はホテルに入って少女と行為に及ぼうとしたが、彼女はなかなかマスクをはがそうとしない。男が何度もせがんでいると、少女は観念した様子でマスクをはがした。 男の顔が引きつった。 少女の鼻は腐ってもげていたのだ。 *** 多少、脚色は入れてあるが、話の大筋はこんな感

          とある掲示板で見た怖い話

          Dear, My Friend

           僕は精神的に落ち込むことが多い質だ。故有って、詳細なことは書けないが、まあ、血を吐きそうになるほど辛いことやそれを克服するためのある方策は何度か体験したと書いておこう。現に、このノートを書き始めたきっかけだって、受け入れがたいことがあったから、その衝動をぶつける場所を探していたからというのが大きな理由だ。  で、今日の本題。僕とある友達の話だ。彼も僕と似て精神的に不安定な部分があった。だからこそ、ウマが合ったのだろうけど、一方で決定的な違いも大きい。その違いと、友人に言い

          Dear, My Friend

          Harmony

           やけにかっこいい題名だけど、そんな気にしないでほしい。安楽死とか、odに関する私見を書いたものに過ぎないので。  結論から言うと、人間はいつからかはわからないけど自由を奪われている。その奪われた自由、自分の生命を左右する自由というものが含まれているのではないか、というのが僕の考え。で、それを歴史とそれから現在の薬のあれこれから見ていきたい。正直、歴史の方は興味がないと思う人が大半だから、飛ばしてくれていい。  人間が自由を奪われているというのはいつからの話か。多分、究極的に

          初めに

           このノートを書いている人がどういう視点で書いているか、ということを記しておく。まかり間違って、このノートが誰かの目についた時に、どういう人が、どういう産まれの下で、どういう視点で書かれているかということを知るためには必要だからだ。  僕は日本の神奈川県のある場所に大学職員と専業主婦の母の下に生まれて、今25歳の歴史研究の大学院生だ。努力を全くせずに、生まれと運だけでここまで来たせいで、進学するにも就職するにも行き場所のない、nowhereがnow hereになっている毎日を