数か月ぶりだけれども、面白い話を聞いたので投稿してみる。

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ある男がある、春の売り買いで有名な公園によった。その中で、マスクをしているながらも、可愛らしい少女を見つけて、その春を買うことに成功した。
さて、男はホテルに入って少女と行為に及ぼうとしたが、彼女はなかなかマスクをはがそうとしない。男が何度もせがんでいると、少女は観念した様子でマスクをはがした。

男の顔が引きつった。

少女の鼻は腐ってもげていたのだ。
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多少、脚色は入れてあるが、話の大筋はこんな感じだった。
ある公園(もしかしたら、ある映画館の横だったかもしれない)というのは、少し調べれば、すぐに出てくるのでそれぞれ調べておきたい。春の売り買いや、OD、それから梅毒の温床ともなっているとされる有名な場所である。
その界隈ではこれ以外にも恐ろしい話、事実が、ネット上で、動画や写真といった形で挙げられている。ただ、この記事でそこには触れない。

僕が気になったのは、マスクを取ると恐ろしい顔が出てくる、という部分だ。これに似た話が、恐らく、江戸時代にすでにみられるのだ。

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ある男が、夜、一人で歩いていると若い女を見つけた。男は不思議だと思い、女に声をかけるが、彼女はうずくまって泣いているばかりで、顔すら見せない。男はそれでも、何度も声をかけ、漸く、女の顔を見ることに成功した。

その顔は、ただ口があるばかりの、のっぺらぼうだった。

男はあまりの出来事に荷物すら捨てて逃げ出した。しばらく逃げると、屋台の蕎麦屋を見つけた。男は息をあげながら、蕎麦の準備をしている店主に一部始終を話した。
店主は話を聞き終えた後、男にこういった。

「その顔っていうのは、こんなんじゃなかったかい？」

振り返った店主の顔も、のっぺらぼうだった。
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先の公園に関する話として比較すると、マスク、手や後ろを向いていた、という違いがあれど、隠された顔が露になり、男が驚くという点が一致しているのは興味深い。加えて言うならば、その後の話が書かれていない点も共通している(後者は、実は、狸の仕業であったなどというオチがつくケースも多いらしい)。

前者の話が後者の話のように、何かの話から影響されたのか、あるいは完全に独立したものなのか、という点は興味深い(多分、独立したものだと思うけど)。
この点、何か、ご存じの方がいる、あるいは投稿者ご本人様が見たなら、知らせていただけるとありがたい。