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いつから誕生日があるから春が好き!と言えなくなったのか

「春、夏、秋、冬の中で、どの季節が一番好き?」

という質問に、

「誕生日があるから春が好き!」

と、迷いなく答えていたのはいつ頃までだっただろうと、ふと思いました。

これって、好きな食べ物はハンバーグ、嫌いな食べ物はピーマンぐらいの、

子供にとってのメジャーな回答だという認識があるのは私だけでしょうか。

(返事が帰ってくるはずも無いので、その前提で話を進めます。)


誕生日って子供時代はとてもワクワクする特別な一日で、

プレゼント、ケーキ、誕生日会、おじいちゃんからのお小遣いなど、

嬉しいことが一気に来る、自分が主役のスペシャルデーでした。


あれから数十年・・・(綾小路きみまろ風に)

今では天地がひっくり返っても、

「誕生日があるから春が好き!」とは答えられない自分がいます。

いつしか4月生まれの私は、新年度が始まると負のカウントダウンを始めるようになりました。


歳を重ねると、昔とは比べられないくらいしんどいこととか、自分の力ではどうしようもないことがあるんだとわかってきます。

だけど、新しいことや、ものに触れた感動はなかなか昔の感情を超えてきてくれない。

ちょっとやそっとのことでは、昔始めてみたサーカスの感動(すごすぎてしばらく席から立ち上がれなかった)並みの体験を得ることもできなくなってきている自分には時折悲しさを感じはするのですが、

でもでもでも!

不思議な事に、やっぱり大人になってからのほうが楽しい!

私自身あんまり、あの頃に戻りたいな〜とか思えない方で、

(過去に良い思い出が少ないだけなのかもしれませんが笑)

子供時代には知り得なかった自由さや不自由さのなかで、

明日は昼間で寝るぞ!と決めてどか飲みするビールとか・・・

アテをチョコレートなんて洒落てる感じにして飲むワインとか・・・

放送禁止用語連発で愚痴りながらちびちび飲む日本酒とか・・・

ほんと、大人ってさーいこー!と思います。

結局飲みたいだけみたいになったけど、仕方ないよね。

だってその瞬間にそう思うんだから。




ところで、ちょっと小耳に挟んだのですが、

今の小学生に、将来なりたい職業を聞いたら、第1位がサラリーマンらしいですね。ひぇ〜まじなの??公務員もトップ3に入っているとかいないとか・・


もしかしたら彼らは、既に、

「年食っちゃうから誕生日なんてきらーい」とか、

十数年後以降は嫌でも感じざるを得ない

そのことばを既に吐いているのでなかろうかと、

いや、吐いていてもおかしくないと思えてくるわけです。

世も末というか、日本の将来が心配になるのは私だけではないはずです。

ムダlica

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