見出し画像

JBrC2023-24のボランティアに参加して

先日行われましたJBrC2023-24の予選および決勝にボランティアとして参加してきました。
その時に感じた事などをつらつらと書いておきます。

まず、百聞は一見に如かず。
出場を考えて居る人、興味のある人は参加して見るのが良いでしょう。

競技に関しては観客がOKになったので、当日来ればみれますけど。
前日の審判のキャリブレーションなどもボランティアは傍で見ることができます。
(とは言え、耳をダンボにしても内容まではまずかしいかな?)
あとは、委員の人はこの業界の中でもそれなりの立場の人が居て、そんな人ともお話しができます。
(基本的に、ボランティアはお客様で大切にされるのです。)

ボランティアの仕事は、設営撤収、タイムキーパー、競技スペースなどの清掃や競技に使ったカップの後片付け、ほか雑務です。
自分は、ずっとタイムキーパーだったのですが、基本的には委員の人がついて仕切ってくれるので、特に難しく感じることはありませんでした。
競技スペースの係の人も同様です。

という事で、平日都内に来られる人は参加して見るのは如何でしょうか?

予選は、3日間、約60人の競技者となっていました。
内容は、オープンサービスのみ。
自分の担当はタイムキーパーで、参加者中1/3弱は担当したと思います。

決勝は一日のみ、競技者は6名、必須サービスとオープンサービスが行われました。
自分は、必須サービスのタイムキーパーでした。

さて、オープンサービスですが、この数になるともう誰が何を言ったかよく覚えて居ません。
まぁ、仕事していたの聞き入ってしまうのは良くないのですけどね。

オープンサービスはプレゼンを行いながら抽出して、審査員に提供します。

抽出方法ですが、皆さん千差万別。
基本的な抽出理論は皆さん抑えているのでしょうが、何年もやっていて基本的に収束していかない物か?等と思って見ていました。

また、プレゼンもいくつかの決まり事(3つの温度帯で、味の評価項目ごとにそれぞれコメントしていくとか)がありますが、ぼーと聞いている分には、同じようなことをみんなが工夫して話しているけど...と言った印象です。
後から聞いて、自分が勘違いしていたのですが、これ論文発表の様なものではない様です。
いろいろなプレゼンが日本国内で10年間にわたって行われたのだから、その知が蓄積されて、各種技術が進歩して行って...
ではない様です。

競技会のレギュレーションを読むと、どの様なプレゼンをするべきかが書いてあるそうです。
そしてそれに沿って採点されるため、当然それに合わせたプレゼンになります。
どのような方向性かと言うと、JBrCはWBrCのルールに従っているので、そちらの主催者(World Coffee Events)がスペシャルティコーヒー業界全体を考えた上で、ブリューワーが果たすべき役割が定義されており、それに従う事になります。

という事で、既定の演技みたいなものなんですね。

決勝は必須サービスを見ました。
決められた豆を直前に渡されて、練習時間の30分間で調整、競技時間で抽出を行い、審査員はブラインドで味だけ評価する競技です。水もグラインダーも提供されたものになります。ケトルや抽出器具は競技者が用意します。

こちらは、見て居て何を考えて居調整しているのだろうな?を想像しながらになります。
ハンドピックはするのねとか
パウダーコントロールするよねとか
大体、何回ぐらい抽出して調整していくのか?とか
やっぱりTDSを測るんだとか。
加水するよねとか。
でも、何を調整しているのか?は、挽き目を変えるくらいしか外形的には分からないですね。
という事で、出場する人は一度見て居た方が良いのかもしれませんね。

あと、決勝当日の最後の3組のオープン競技後、もう一度淹れてもらってそれが少しだけ飲めました。
いつもでもないですし、豆の残りがないとダメとかもありますので、これは運でしょうか?
ただ、容器のそこに少しだけなので、ネガティブが感じやすいですね。
その点を割り引いて考えましょう。

それから、大会後、出場者がお店で大会使用豆で抽出するとかのイベントが組まれることがありますね。
それに行ってみるの楽しみかもしれません。
タイムキーパーだと、覚えてくれるかな?と思いつつ、やっぱり競技者はいっぱいいっぱいなのかあまり覚えては居てもらえませんが、自己紹介はやりやすいと思います。
もちろん、良い豆を使用しているので価格はそれなりにになります。
競技者とは限らず、大会で使用した豆を提供するお店もあるので、その辺りのレベル感なども分かるのでぜひ足を運んでみるのも良いでしょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?