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がんばれ嘉風!!(令和3年春場所)

 現在、春場所の11日目だが優勝争いにはあまり興味が無くなった。
 横綱鶴竜は休場、白鵬は3日目から、遠藤・十両の宇良も休場、大関陣は全くさえない、ときてあとは贔屓の力士がいい相撲を取ってくれるのと「北の富士コラム」を読むのだけが楽しみになってしまった。
 先場所優勝の大栄翔は、5日目の御嶽海戦で調子を取り戻したようだ。明生と阿武咲はケガが治って本来の力強さが出てきた。体も張りがでてきた。この3人や若隆景・炎鵬が活躍してくれるとうれしい。
 今日、鶴竜の引退が発表され、場所前には東関部屋の廃止・八角部屋への吸収のニュースが流れ、峰崎部屋も閉鎖…芝田山部屋へ吸収されるようだ。(高見盛は好きな力士でした)
 横綱・大関が地位にふさわしい成績を残せず、だれが優勝するか分からない場所が続いている。貴乃花問題のときにも顕在化したが、現在の協会、部屋、親方株の制度自体が耐用年数を過ぎているのかもしれない。若い力士が思いっきり稽古をして、強くなっていけるようになってほしい。

 今日11日目のNHKの相撲放送には中村親方(元関脇嘉風)が解説で出ていた。昨日、離婚訴訟中の妻による娘へ暴行・逮捕のネットニュースが流れた。その前には引退の原因となった故郷の大分県佐伯市でのPR企画に参加した際のケガの訴訟と、不運というか何というか、大好きな力士だっただけに気の毒でならない。解説も心なしか元気ないように聞こえた。舞の海が以前「嘉風の相撲には、悪い相撲というのが無い。負けても全て良い相撲だ。」(記憶で書いています)と解説していたように実に潔い相撲だった。元気で若手の指導にあたれるようになってもらいたいのと、まずは子供達が落ち着いた環境で育ってほしいと願う。
 
ふさわしいエールではないかもしれないが、
 「がんばれ嘉風!!」

(2021.03.24)

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