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防災キャンプをしました(避難所・後編)

自宅で防災キャンプをした続きになります。自宅の一室を避難所に見立てて1日生活しました。

地震で電気・水が使えないので、もちろんトイレも使えません。備蓄している非常用トイレですが、子供はセットが難しいので大人が毎回セットする必要があります。また、排泄が終わった後に新しいものをセットしておかないと、トイレ行きたくなってから非常用トイレをセットだと小さいお子さんだと間に合わないかもしれません。

小学生になると自分の排泄物を兄弟や親に見られるのを恥ずかしがるので、子供が自分で処理しないといけません。非常用のトイレの使い方、処理の仕方を教えるのは大変でした。子どもたちも間違えた・・・失敗した・・・とトイレの中で大変そうでした。

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また自宅トイレでこのキットは使えますが避難所では使えないので、避難所対策として、大人のおむつを買ってみました。

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トイレや持ち込んだ1人用テントでおむつを履いて、終わったらおむつを脱いで丸めてBOSの防臭袋に入れました。トイレにセットするタイプの非常用トイレより手も汚れにくくて良かったですが、ズボンと下着を脱いでおむつを履くのも大変です。

看護師の妹がパッドタイプを教えてくれました。

こちらのパッドタイプの物ならトイレでパンツをおろしてパッドを当ててまたパンツを上げれば良いし、排泄後は抜き取ればよいので、こちらのタイプのほうが便利かもしれません。次回の防災キャンプで試してみようと思います。

また水道が使えないのでアルコールタイプのウェットティッシュで何度も手を拭いていたら私と娘は手が荒れてしまいました。ゴム手袋と、保湿剤を用意しておけばよかったと思いました。


夕食くらいは温かいものを食べたいと、温めて食べられるホリカのレスキューフーズを持参しました。

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左上の箱の中に、レトルトのご飯とおかず、温めるキットとレンゲが入ってるので便利なセットです。


子どもたちにやってもらいました。

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付属のビニール袋に発熱剤を入れ、温める物を入れて、付属の水をいれて封をすると熱い蒸気が発生します。


左は袋のタイプ、右は箱タイプです。30分待ちます。

早く食べたいな~♪

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30分後、アツアツなので防災バッグに入れていた軍手をはめて取り出します。

ご飯を片方に寄せて、

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空いたスペースにカレーや中華丼の素などのおかずを入れます。右に写っている緑の缶は同じホリカのウインナーと野菜のスープ煮です。

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あつあつの夕食は美味しかったです。

家族にはカレーが一番人気でしたが、避難所でにおいのするカレーは食べにくいと思います。レスキューフーズを食べるなら和風ハンバーグ、中華丼、牛丼あたりをこっそり食べるのが良いかと思います。

育ち盛りの子や男性にはこれだけだとちょっと物足りない量だと思います。今回のようにスープやサバ缶、焼き鳥缶など追加すると良いと思います。そしてこのセットはかさばるので1食分を持っていくのがやっとだと思います。

先日冷たいまま食べたウインナーと野菜のスープ煮はいまいちでしたが、温めたら美味しかったです。ただうちの子は好きじゃなかったみたいです。


食後のおやつに。なんとなく持ってきた素焼きのアーモンドがすごく美味しく感じました。ゆっくり噛み締めて食べました。加工品・レトルト品ばかりだとなんだか疲れます。普段から食べている物を用意しておくのが一番だなと感じました。

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今回暇つぶしにアルゴ、人狼、おばけキャッチというゲームを持ってきました。いつも家族で遊ぶゲームなので楽しくヒマを潰せました。アルゴはカードだけだとコンパクトになるので防災バッグに入れておくのにおすすめです。年長さんくらいから遊べます。

↓アルゴをプレイ中です。相手の隠れている数字を推理して当てるゲームです。

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https://books.rakuten.co.jp/rb/14305177/



我が家はキャンプが好きで電気が無いのには慣れているので、電気がなくてもランタンの暗さで全然大丈夫と判断、食後は電気をつけました。避難所は夜寝るときも防犯のため、電気がつきっぱなしと聞いたからです。明るいまま持ってきた装備で眠れるのか、実験します。

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避難所を満喫してる娘はイヤホンでラジオを聞いて楽しそうです。持参したキャンプ用のマットと枕を膨らませて、ダウンの寝袋で寝ました。ダウンのおかげで暖かく快適です。娘はテントの入り口を閉めて暗い状態で。私と息子はテントの外でアイマスクと耳栓をして就寝です。

途中お散歩もしましたが、避難所で座りっぱなしだったので、運動不足で、私はなかなか寝付けませんでした。


【避難所生活での気づき】

子供の暇つぶしを複数用意しておかないと、大変です。外で遊べる時用にコンパクトな縄跳び、フリスビー、室内用にパズルやカードゲーム、塗り絵、自由帳など色々入れておく必要があるなと感じました。

たった1日でも温かいものが無いのはとても辛かったです。我が家は登山用の小型のガスバーナーを防災バッグに入れました。

床に座りっぱなしの生活は本当に体がきつかったです。小さな椅子が欲しかったです。

長期保存できる食品は缶に入っていることが多く、缶ゴミが多く出るのでとても困りました。ペットボトルも500mlのほうが良いと聞いていましたが飲んだらゴミです。非常用トイレもおむつも最後はごみになるのでごみが増えて大変でした。

また食べ慣れていない加工食品ばかりを食べて一日で疲れてしまいました。食物繊維が不足していてお腹の調子も悪くなりました。

非常食はすべて食べてみて、自分や家族の好みのものだけ備蓄して、普段から生で食べられる野菜や果物を切らさないようにして、万が一の時は避難所に持っていきたいなと思いました。

防災キャンプ、避難所編はおしまいです。明日は在宅避難編です。









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