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オープン(情報開示)を望むなら、「アイデア泥棒」「タダ乗り」は絶対するな/許すな

オープンなカルチャー。情報をオープンに発信し、共有する。
これからの共創の時代において、きわめて重要なカルチャーであり行動習慣であると僕も考えますし、僕自身もなるべく情報は可能な限りオープンに発信・公開しているつもりです。

とはいえ、「タダで情報が入る」「労せずして他人からアイデアをもらえる」などの乞食根性の塊みたいな組織や人もいるのも事実で、大変モヤモヤします。僕はそのような人たちとは毅然と接し、ダメ出しすることも、ご縁を打ち切ることもあります。

特にタチが悪いのが、「情報交換しましょう」なる触れ込みで、タダでアイデアをもらおうとする人たち。

いやいや、企業体なんだからお金出しなさい/出させなさい!

百歩譲って、最初は相互理解のためのお互い手弁当の場だとしても、仕事の関係を前提にそこから先の話を進めるつもりがないのに、「情報交換しましょう」は企業組織の、ビジネスパーソンの行動としてあり得ないでしょう。

その人は、その情報やノウハウを得るために、あなたたちが経験していないチャレンジをする/リスクを取るなどの先行投資(コスト負担)をしている訳ですし、情報交換するなどのコミュニケーションにもコストが発生します。そして、ビジネスパーソンとは事業活動をしている人ですから、投資は回収しなければならないわけです。タダで提供し続ける訳にはいかんのです。

なによりリスぺクトを、仕事としての関係性および対価で(ゆくゆくであっても)示すのが筋ではないでしょうか。

まともな感覚の経営者やビジネスパーソンであれば、いつまでたってもお金落とそうとしない/仕事の関係になろうともしない組織や人とは、付き合い続けるモチベーションが起こらなくて当然です。私たちはビジネスを営んでいる訳であり、人生の時間は有限なのだから。

厄介なのは、この手の「アイデア泥棒」「タダ乗り」が慣習として無自覚に繰り返されている企業。組織としてマジで恥ずかしいですし、潰れたほうが未来のため、社会のためです。
(心当たりがある企業は、自社のカルチャー変革に正しく投資してください。しなさい。しろ(命令系)

他人にオープンを求めるなら、「アイデア泥棒」「タダ乗り」は絶対やってはいけません/許してはいけません。さもないと、オープンなカルチャーの基盤を壊します。

他者がオープンに提供してくれたアイデアや情報を、自組織の事業化やマネタイズに活用するなら:

・相手に一言断る
・事業化の構想段階から相手に参画してもらい、お金が落ちるようにする(アイディア料、アドバイザー料、ライセンス料など)
・相手に顧問として参画してもらう(顧問料をお支払いする)

それが筋。組織人なら、ビジネスパーソンなら、このような行動をしましょう/社内調整や予算取りさせましょう。

共創とは相手に善意のタダ働きを求める行為ではありません
勘違いなさらないように。共創の価値創造サイクル(バリューサイクル)を回していきましょう。企業組織は、経済回してなんぼです!

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