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これまでとは異なる4月1日。でも変わらない特別な一日。

お久しぶりです。AMANEQと書いて「あまねく」と読む映像コンサルの会社で代表をしております渡部(わたべ)です。

本当にすみません。前回の投稿が9月2日なので実に7ヶ月も空いてしまいました。たくさんの反響いただき感謝いたします。

徳永暁人さん、今年は稲葉浩志さんのソロライブツアーにベーシストとして入られますね!B'zのファンクラブのチケットもぴあも全滅して、ザブングル加藤さんの「悔しいです!!」状態です。遠くから応援します。いや、まだ諦めたくないけどっ!

さて、忙しいことを理由にnoteを書かないのはただの怠慢ですので決して言い訳はしたくないのですが、なかなか落ち着いてnoteに向き合うことができませんでした。

去年6月末にNHKを退職して7月に独立したわけですが、営業は全くしていなかったのですが、ありがたいことに様々な方からお声がけいただき、忙しくやっておりました。一番多かったオーケストラや室内楽のコンサート撮影を中心に、海外制作の音楽ドキュメンタリーでカメラマンをつとめたり、古巣のNHKで初のクラシックフェスでプロデューサーをつとめたり、現役大臣が登壇されるシンポジウムの全体運営をしたり、大手飲料メーカーの社内イベントで撮影を担当したり、ディレクター業務、プロデューサー業務からカメラマン、音声、編集、さらには番組のタイトルデザインなど、本当に幅広くお仕事させていただきました。

一部ではありますが、弊社の仕事をHPに載せております。よろしければご覧くださいませ。また、「こんなお仕事もAMANEQさんやってるんだ!?相談してみたい」と思ってくださりましたら、ぜひお気軽にHPよりお問い合わせくださいませ。

さて、本題から逸れましたが、今日7ヶ月ぶりに投稿させていただいたのはいわゆる「新しくスタートを切る節目の4月1日だから」というのもありますが、実は私の誕生日でもあります。去年大きなお仕事を終えた時でさえ、元旦の時でさえ書かなかったので、もういつになったら書くのかと言われると、「誕生日」くらいしかタイミングがありませんでした。

エイプリルフールではありますが、今日が誕生日であるというのは、嘘ではありません。1982年4月1日生まれなので、42歳になりました。

せっかく誕生日なので何か記録に残そうと10秒セルフタイマーでパシャリ。

子供の時に描いていた40代のイメージとは程遠いですが、今は今なりに1年後の自分が予測できないようなくらい毎年駆け抜けています。

で、そろそろ「タイトルの『これまでとは異なる4月1日。でも変わらない特別な一日』が何のことなのか説明せいよ、最近ありがちなドラマのタイトルみたいに長いタイトルつけやがって!」と怒られそうなので説明したいと思いますが、文字通り、今年の4月1日は私にとってはこれまでと異なるんです。

生まれてから幼稚園、小学校、中学校、高校、大学、予備校、社会人と人生の様々なステージを通っていく中で、4月1日というのはいつもスタートの日でした。入学式、始業式、新年度、いつもこの日がスタートでした。

ただ、今年はちょっと異なっています。冒頭にも触れたように、会社を設立したのが7月7日の七夕の日になります。決算月は6月になりますので、私にとっては、この7月というのがおそらく新しい一年のスタートという感覚になるんだろうなと理解しています。まだ初めての決算を迎えていないのであまり実感はありませんが。

ですので2024年の4月1日は、ちょっと寂しい感じもありますが、何かシーズンとしてのスタートではないのです。もちろん、クライアントとお仕事をしていると、この年度末に合わせてコンテンツを納品したり請求書を送らせていただいたりと、「年度末感」は体感しています。

ということで、今年の4月1日は何かの始業ではなくなったわけです。

でも、一方で、「誕生日」であることの「特別な一日には変わりない」、ということも実感しました。今朝、数年ほど疎遠になっていた弟からLINEが来たのです。

「誕生日おめでとうございます」と。

本来の関係なら、「おめでとう」だと思うんですが、丁寧語で送られたそのメッセージが、これまでの数年間の距離だと感じたし、彼が今できる精一杯の一歩だと感じました。そして、その空白だった数年を埋める一歩を兄である私からではなく弟からアクションしてくれたことに、自分自身反省しました。でも、本当にありがとう。

私にとってはその一つのメッセージが、何かこれまでのことをリセットしてくれて、まさに新しいスタートになりました。

そして、もう一つ、私自身にとってもこの42歳というこれからの1年を特別なものにしたいと思っています。
実のところ私は、誤解を恐れずいうと、「AMANEQという会社を大きくしたい」、「会社を創業したい!」という思いで、ベンチャー精神で独立したわけではありません。

「デジタル時代に、尊重されるべき『個の活動』をしたい」から私はNHKを退職しました。

そして、その思いのもとで独立したわけですがこの数ヶ月はがむしゃらにAMANEQの代表として仕事をしてきて、もちろんそれが大前提であるべきなんですが、個の活動はなかなかできませんでした。
「できなかった」というよりは意図的に「しなかった」というのが正解かもしれませんが、そこは慎重にコントロールしてきた半年でした。

先述の一文を詳しく説明するには数回に分けて投稿しなきゃいけないし、いずれしたいと思っているのですが、その「いずれ」を今年やっていこうと思っています。

この「個」の活動は大きく二つに分かれます。一つは、クリエイティブ活動を本格的にやっていきたいという、コンテンツ発信の側面からの「個」。そしてもう一つが、「今のメディア業界に対しての渡部玲という一個人からの考えを述べていきたい」という視点からの「個」。後者の「個」は組織に属していては、できない、限界があると常々感じていました。

私はNHK時代、番組を制作するディレクターという立場以外に、労組の専従をしていた期間があります。いろいろなタイミングが重なり、自分から立候補して専従となったわけですが、これまで持っていた「労働組合」のイメージとは異なり、労使交渉はもちろんのこと、「公共放送ってなんだ?」、「日本のメディアってこれからどうなるんだ?」、さらには「デジタル時代って何が起きているんだ?」と考える毎日を過ごし、その経験や、自分の中に生まれた「問い」を深く掘り下げたくて、芸術大学の大学院で学ぶようになり、そして、今の独立にもつながるのですが、私のキャリアに大きく転換点ともなりました。

これ以上ここで書くと、まとまりのないダラダラ日記になってしまうので、また別の機会で述べたいと思います。

というわけで、42歳を迎えた今日、これからの1年はAMANEQ代表としてのお仕事と、渡部玲という一個人としての活動にも精進していきたいと思います。どうぞ見守っていただけますと幸いです。


最後に、「で、誕生日の今日、何してたの?」って質問ですが(え、特に聞いてない?)、家の掃除してました。海の目の前は潮風や湿気がすごくて、メンテナンスも大事で。お掃除道具揃えて、部屋の隅々掃除しました。

「ちょっと!撮らんといて!」というようなシーン。自撮りです、はい。
おそらく掃除用品がこんなサンセットの日差しを浴びてかっこよく撮られた経験はないでしょう。「まぜるな危険」ってなんかかっこいいですよね。「俺に近寄るな、危険だぜ」みたいで。いや、なんか違う。





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