私は、極力「私」「あたし」と自分を呼ぶようにしている。

違和感はあるけど「僕」「俺」は言うとびっくりされるから言わない。

どの一人称もしっくりこない。

日本も日本語も好きだけど、一人称ばかりは一つであって欲しかったと思ってしまう。

「女らしく」という言葉が嫌いだ。

でも、フリフリの可愛いワンピースは好き。

いわゆる女の子っぽいアクセサリーやメイクも好き。

でもそれは、そのもの自体がかわいいと思うのであって、「女の子らしいから」好きなのではない。

メンズ服もデザインが良ければ着るし、がっつりレディースでも気に入れば着る。

私は「女子力」という言葉が嫌い。

なぜ、男子力という言葉がないの？

綺麗になること、家事力etcそれは、女子だけがはかられる力なのか？

「イクメン」ってなに？

仕事は男性がメインかも知れないけど、子育ては夫婦二人でするものじゃないの？

社会が作り出す言葉が嫌い。

社会が固定化する性別のイメージが嫌い。

生物学的には女性として分類されるかも知れないけど、それ以上は「こうであるべき」と縛られたくない。

セーラームーンが好きだった。

でも、カクレンジャーも好きだった。

私が好きな物は私が決める。

女児向け、男児向け、男性向け、女性向け…

青は男、赤は女。

メイクは女性のやるもの。

このスポーツは男性のもの。

どっちの性の人でも、心が逆の性の人でも、どちらにも属さない人でも、特別なことではない。

同じ人間であること。

感じ方の程度に差はあれど、個性でしかない。

世間的な価値観を持つ人も、その価値観に違和感を持つ人も、どちらが正解というものはないと思う。

マイノリティーを理解できないことは仕方ないと思う。

思ったことを、心を持つ人間に対して攻撃や不快感を露わにすることはあってはならない。

それは逆もしかり。

思ってしまう事はしかたがない。

それもまた、その人の個性であり、考え方だから。

私が思うのは、賛同できないとしても、相手を否定してはならないということだ。

社会は多様性を認めようと動き出している。

私自身女性であることへの軽い違和感と、精神疾患を抱えているので、昔よりは理解される社会になってきているのではないか、と感じている。

考えの違う人たちが集まるからこそ、面白い。

どんな価値観も否定されることなく、尊重されるような世の中になって欲しい。(犯罪は除く)

#多様性を考える