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10代の夢のひとつ

今日職場で10代だったころの話になった。

10代。特に10代の終盤、私はとある目標に向かって、必死に努力をしている時期だった。
その頃は、ただ一番になりたかった。その方法や、計画などはあいまいで、言われるがままに、出会いのままにいけば、夢は叶えられると思っていた。
ある意味で夢は叶った。目標としている肩書きを得ることができたのだ。
だが、20代になってその肩書きを捨てることになった。
夢の裏側が見えた。夢が夢でなくなったときに、人生が一気にくすんでしまった。

10代の大半をかけたものを手放すことは、一つの敗北宣言でもあった。
でも、新しい夢も見つかった。その夢は叶ったり、叶わなかったり、様々な縁を経て形が変わり今に繋がっていった。

振り返ると、10代の頃の自分と今の自分は似ている部分があることに気が付いた。
ただ目の前のことに必死に取り組み、1日が終わっている。
何がこの先にあるのかなんて分からなかったが、とにかく必死だった。
それは今も同じ。
10代のころと違うのは、目標をかなえる道は一つではないこと、様々な形があること。そして、未来は全く想像通りにならないことことが分かったことだ。
選択肢が増えたのだろう。人生の道が一つ絶対のものではないということが分かった。
10代のころは行き詰った時、もう人生が終わったと思った。
今も上手くいかないことは多々ある。努力しても成果が出ないと落ち込む。
上手くできない自分を責めることもある。
それでも様々な道があると分かってからは「大丈夫」とどこかで余裕を持っていることができるようになった。
それを振り返ると、成長できたのかなと思えた。

今となっては懐かしく良い思い出となっている10代の日々。
10代のころ、信じて疑わなかった自分の目標や夢。
それにこだわったことで今の自分が形作られていることは間違いない。

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