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金と投資と禅思考

「お金」が尽きると「夢」は尽きる。これが真実だ。

西野亮廣「夢と金」


最近お金の勉強をしている。
支出の見直し、投資や副業などいかに貯めるか、いかに稼ぐか、その勉強だ。

私は学生時代もお金に苦労しており、その時にも格安SIMにしたり、食費を減らすなど生活費を削る工夫をしていた。
社会人になっても車も買わず自転車や公共交通機関で通勤しているし、極力物を買わない生活をしている。

だが、それでは十分ではないことを知った。
物価は上がり続ける。
老後にもらえる年金なんて期待できない。
労働だけでお金を得る時代はもう終わったのだろう。

そうなると、いかにお金を作り出すかということが重要になってくる。
仕事でお金を生み出していくために、これからは自分の価値をいかに発信していくか、さらに自分以外の何かをいかに働かせるか、ということが重要だと学んだ。

私は一労働者。一従業員だ。
心理士は一般的に収入は期待できない。
非常勤としてなら、時給換算でそれなりに良い給料がもらえるのだが、常勤職となると、専門職の中でも最低レベルの賃金になってしまう。
常勤で働くよりも非常勤で稼ぐ方が割が良い仕事。それが心理士の現状だ。
ほとんどの心理士はお金持ちにはなれない。経済的に豊かなのは大学教員や執筆活動に熱心な人くらいだろう。

私は今の収入でもある程度満足だ。
だが、先日友人たちと話したときに自分の給料が一番低いだろうということが事実として分かったし、これまで転職をしてきて、その度に給料が下がっている現実がある。
「やりたいことをやっていいるのだからしょうがない」
それで半分納得できるが、やはり欲深い心は完全には消せない。

「給料があと1割でも上がれば」
だが、そうなると給料を出す側は単純に1割アップとはいかず、引かれる前の税金をプラスした金額を上乗せしないといけないことも知った。

それでは、私はお金を払ってもらえる人物になれているだろうか。
自分だけの価値をアピールできているだろうか。
すこし自信がない。

十分なお金を得るなら、仕事以外に収入源があれば良いだろう。
今の時代、利益の大小は別として、手軽に始められる副業はたくさんある。
ネットを駆使すれば自分のスキルを活かしてお金を稼ぐこともできる。

仕事で稼いだお金を働かせて収入を得ることもできる。
ローリスク・ローリターンのインデックスファンド投資なんかは面白いと思った。
短期間の損得に囚われず。ただ待つ。
何もしないことが一番の利益になる。

仏教や禅の世界ではお金を稼ぎたいとか、投資で利益を出そうなんていうのは醜い考えだと思われそうだけど、一番利益に繋がるのが「ただ待つ」となると、仏教や禅に通じる価値観だなと思って少し笑えてしまったのだった。

余剰資金を投資に回す。
それも立派な修行なんだなあ。


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