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2024選抜高校野球:低反発バット導入後の戦術について徹底解説!

今回のnoteのテーマは「低反発バット」についてです。2024センバツ大会より導入される低反発バットについて本noteでは以下の3点から徹底解説させていただきます。


センバツ大会ベスト8予想note*

*1回戦全16試合勝利校予想note*

*優勝予想・ベスト4予想*

※ヘッダー画像引用(高校野球ドットコム


①そもそも低反発バットとは

2024センバツ大会より「低反発バット」が導入されます。芯の部分が従来のものよりも小さく、5m飛距離が短くなると言われています。導入に至った経緯としては1番に「安全面」が挙げられます。新基準バットでは従来のバットよりも打球速度を低下させることができ、打球直撃事故の軽減に努める方向です。

実際に従来のバットであった場合、投手は非常に危険な状況にあったと考えられます。米大学留学を決意した花巻東の佐々木麟太郎選手が金属バットを持って打席に入ると投手は恐怖を感じたでしょう。

この打球スピードで投手に打ち返されれば生命にかかわる危険が伴うということがわかります。そこで、新基準の低反発バットが導入されたということでしょう。


②実際に現地観戦した感想

低反発バットを導入した試合を2023秋に3試合観戦させていただきました。明治神宮野球大会での北海高校、オータムフレッシュリーグでの静岡市立高校駿河総合高校です。

まず第1印象としては「本当に飛ばない」。どのチームも打力が劣るチームではなかったですがなかなか点が入りませんでした。外野の頭を超えたかのように思われた打球も外野定位置のフライになってしまうケースが多数。終始「詰まった」ような打球音がしました。

*打球音が全然違う!*

従来の「キャイーン!」から「キャンッ」という感じの音に変化。極論言えば「木製バット」の方が飛ぶと思いました。しかし、高校野球で木製バットを使用することは金銭面的に厳しい面があるので私立高校が導入するかどうかといったところだろう。

※実際に木製バットで試合をする私立校もある


③今後どのような野球が重要になってくる?

★バントや盗塁などの戦術野球か?

個人的に最も注目しているのがこの観点だ。バントや盗塁、スクイズといった「戦術野球」が非常に重要になってくるのではないかと考えている。打球が飛ばない分、本塁打を含めた長打は激減すると考えられる。

そこで単打や四死球で出たランナーを如何にしてホームに返すかが重要となってくる。昨年U-18侍ジャパン「馬淵監督の采配」が1つのヒントになるのではないか。

好投手相手に安定して得点し、勝利するためにはバントは必要不可欠な戦術であると示した。木製バットで戦う国際大会で初優勝を遂げた要因の1つに挙げられる。

*センバツ大会では高知高校に注目?*

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