止利 Tori

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『現と夢と』〜卒業論文執筆に伴うこぼれ話集〜

お久しぶりです、止利です。  今回は都合上卒論の本文には載せられない、しかしふと書き綴りたくなった執筆の背景話(こぼれ話?)を、自分の備忘も兼ねて書こうと思います。飽きればやめます。  私の昔話やごちゃごちゃとしたものばかりですが、お暇でしたら、ちょいと覗いてみてください。 1.うつつの跡「本町商店街」  跡、と書くと失礼かもしれません。しかし、駅前から大きな神社さんの前まですらりと延びた「本町商店街」、織工さんやそのご家族で賑わった通りも、今や全国で馴染みになりつつあ

    • 「鬼の陶酔」

      こんにちは、止利(とり)です。 今回はバスに揺られながら、「鬼の陶酔」という作品について語りたいと思います。まだまだ寒い日が続きます❄️私もこんな風にしっぽりと露天風呂で温まりたいものです…さてさて。 ごゆっくりご鑑賞ください。 題名「鬼の陶酔」について はじめに申しますと、湯も心も冷めんばかりの駄洒落です。 こちらのタイトルは、モチーフにした大津絵(*1)「鬼の行水」が元になっています。行水、ギョウスイ…トウスイ?陶酔!とばかりに。イラストでは、滋賀は名峰伊吹山の名を持

      • 「蝶よ花よとみたらましかば」

        こんにちは、止利(とり)です。 今回は二次創作作品「蝶よ花よとみたらましかば」について。我ながら、「まわりくどいな!」って題名だなって思います… どうぞごゆっくりご鑑賞ください。 題名「蝶よ花よとみたらましかば」について ーー「蝶よ花よとみたらましかば」  3回目。早口言葉のようなこのタイトルの意味は、「蝶よ花よと見ていたならば」ほとんどそのままですね……ということで、語ります。 はじめに、「蝶よ花よ」とは、子どもを思いっきり可愛がる様子で、今で言う親バカさんのお姿が

        • こんにちは、止利です✏️

          はじめまして、あるいはこんにちは! 止利(とり)と申します。 この度は遅ばせながら、こちらにご挨拶と自己紹介をさせていただきます。これといって面白みのある執筆はできませんが、今までは「語るは野暮かな…?」として語ってこなかったことごとや制作への思いについてもやや綴らせていただいておりますので、よろしければご覧ください。 はじめに「止利」という名前について、ピンとこられた方もいらっしゃったかもしれません。この名前は、私が昔から好きな鳥そのものと、「飛鳥」と呼ばれる遠い昔の時

        『現と夢と』〜卒業論文執筆に伴うこぼれ話集〜

          「天沼矛」について ~Regarding "Ame-no-Nuboko"~✏️

          一  ご挨拶 こんにちは、止利(とり)です。  noteに登録しながらも、何を綴ってよいやら見当が付かないまま、はやふた月ほどが経過してしまいました。そんな間に季節は夏を過ぎ秋を経て、朝の底冷えするような寒さに冬の訪れを感じます。  さて、記念すべき最初の投稿では、昨年の学内展にて初出展した思い入れのある作品「天沼矛」について、つらつらとお話申し上げたいと思います。お話と申しますのは、作品を制作するうえで用いた(大仰ながら)技法やモチーフを基に鑑賞の一ポイントを述べるもの

          「天沼矛」について ~Regarding "Ame-no-Nuboko"~✏️