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1年半ぶりに人前で踊ってみた話

こんにちは。池田アユリです。

前回、ダンサー・池田組がそれぞれの道を歩き始めることを書きました。

今回はわたしが競技ダンスを引退し、ショーダンサーとしてリスタートしたことを書いてみようと思います。

復帰させてもらったのは、2022年12月末に行われた2回のイベント。ひとつは、会員制の「in Cruises」さまのクリスマスパーティー。もうひとつは一緒に踊らせていただいてる工藤雅文先生の9周年パーティーです。

踊り終えた感想として、自分のなかでの反省や課題はありましたが、目標だった「エネルギーを外に見せること」は達成できたのではないかな、と思います。

なぜ、エネルギーを外に見せることにこだわったのか?

それは、工藤先生を筆頭とするチームの皆さんのパフォーマンスを見たからでした。12月初旬に皆さんが出演された舞台を拝見して「ひぇー、このままじゃわたし埋もれちゃう!」と焦りを覚えたのです(笑)。それほど皆さん、キラキラと輝いていました。

練習やリハーサルを重ねる期間にメンバーの方々とお話する機会を得たのですが、「やはりダンスは人となりが表れるのだな」と感じました。引き込まれるパフォーマンスは、おのおのの努力が表現となってににじみ出ていたのだと知ることができました。

ダンスって、胆力や精神的な強さが出ます。

どう表現したいのか?

何を伝えたいのだろう?

その動きを見せるために、どれだけの努力があったのか?

そういったことを、踊りから知ることができるのです。余談ですが、インタビューの仕事でも感じるときがあります。言葉のなかではなく、取材相手の表情やしぐさでその人の道のりを感じるんです。

だからこそ、ダンスの世界にもう一度戻るなら、生半可ではバレてしまうだろうと思いました。ライターの仕事と並行して進めることになるけれど、年末まで全力で向き合おうと臨みました。

心に決めたことで、頭の中にいろんなアイデアが生まれます。「こうしたらいいかも」を探す時間は、とても心地よいものでした。

たとえば、ショーダンスの演目『戦場のメリークリスマス』。ピアノとチェロの生演奏でも踊らせていただきました。練習期間はライターの下調べ力を生かして、曲の解釈や映画のストーリー、曲が発表された時代背景などを読み漁るのが楽しかったです。

本番は、自分が表現したいことを描きながら踊ってみたのですが、チームの先生方に「なんか、憑依してましたね(笑)」と言われ、照れましたがうれしかったです。

何かを深く考え、表現する。それがわたしのしたいことだったのかもしれません。「正解」を追い求めるダンサーから、自分らしさを探すダンサーに生まれ変わったような気がします。

改めて、わたしはダンスが好きで、表現者でい続けたいのだと思いました。居場所をつくってくださったチームの皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました!

2023年は、インタビューライターとダンサーの両立が大きな目標になりそうです。そして、家族と健やかな時間を過ごしたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします!

池田アユリ


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