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第180回 飛梅(とびうめ) の巻

道真が大宰府に追放されたあと、京の庭にあった梅の木が道真を慕って一夜で大宰府まで飛んで来た、という有名な「飛梅(とびうめ)伝説」が今回のネタです。

菅原道真といえば梅、ですが実は梅と同じぐらい道真が愛していたのは白菊でした。『菅家文草』『菅家後集』の詩の中でも梅の登場回数と同等に白菊が出てきます(おそらくその次が竹)。

大宰府の庭には白菊が植えられており、毎日せっせと世話をしていた様子が綴られています。

 大宰府の道真の家に梅の木まであったかどうかはよくわかりませんが、「道真の没後、家の庭にあった梅が太宰府天満宮に植えかえられた」という言い伝えが残っています。


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