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【千葉】銚子へ灯台とかを見に行く小旅行

歴代ときめきメモリアル Girl’s SideシリーズがNintendo Switchで遊べるようになる!!!
やったーー!!!!

この話がすんなり耳に入ってきた方なら、トップ写真を見た時点で私が関東最東端まで何をしに行ったのかもうお分かりいただけたことかと思う。
突然何を言い出した?という方向けに説明すると、このゲームのシリーズ2作品目の舞台に灯台(重要スポット)が登場するのだが、それが銚子にある犬吠埼(いぬぼうさき)灯台に似ているのだ。
灯台自体がというよりは、遠景で見た時の海岸線の感じなどロケーションの点で親和性があり、このゲームを知る人なら写真を見た時点でピンと来るレベル(独断・偏見)なのである。
銚子は近年銚子鉄道がアイドルマスターSideMとコラボしているのでこの手の客層の流入が増えているようだが、もっと広報で灯台のこのアングルの写真を使えばときメモGSを通っているオタクもまとめて釣れると思う。

※これ以降ゲームの話あまりしません。

東京駅八重洲BT6:55発の高速バスに乗って犬吠埼へ向かう。乗車時間は2.5時間ほど。
予約不要で、降車時にICカードで精算できる。
乗客は10名あまりだったが、最終的に犬吠埼で下車したのは私だけだった。

銚子漁港そばを通る時に車窓から海が見えた。

下車後、灯台まで数分歩く。
道の左手には哀愁たっぷりの廃水族館があり、心をソワソワさせてくる。

対岸には海

犬吠埼灯台へ到着。時刻は9:45頃。
そこそこ車が停まっているが、灯台のすぐ手前にある施設に用がある地元の人たちらしく、灯台の方には5〜6組程度しかいなかった。

300円払えば灯台の中に入って登れるので、迷わず入場。灯台多しと言えども、観光客でも登れる灯台の数はそう多くないのだそう。

相手が力士とかでなければギリギリすれ違える
ここも譲り合いの精神が問われる幅員
このあと降りていく君ヶ浜方面

灯台から降りて、「犬吠テラステラス」という小綺麗な施設内にあるカフェで休憩。
カフェメニューの他、隣のパン屋の品物をここで食べることもできるので、地元の人たちっぽい客層がここで朝ごはんを食べていた。

岩場の方へ降りる。
この辺りで東映のオープニング「荒磯に波」(ザッパーンのやつ)が撮影されたらしいが、下の方まで行ってみる勇気は無かった。

おそらく東映チャレンジをしていた人が映り込んだ
ススキの穂にスズメがとまっていた

灯台の遠景を撮りに、今度は反対側の君ヶ浜の方へ降りていく。時刻は11時頃。

灯台の上にいる人と微妙に目が合った

時折大きい波がやってくるこの海岸にはサーファーの姿もあり、それを座って見ているおじさん達が遊歩道沿いに点々と見受けられた。
そんな中を恐らく一人だけ佐伯瑛(ときメモGS2のキャラ。波乗りの趣味がある)の幻影が見えている女が通過していく。

陽射しがあたたかく、目に映る情景は穏やかでいつまでもぼうっとしていられそうだった。

休憩所の雰囲気が本当に良い

ここでスマホのバッテリー残量が6%に。
カバンの中のモバイルバッテリーにあぐらをかいていた結果なのだが、なんとこれも充電できていなかったことが発覚。血眼で地図アプリの道順を記憶してスマホを休ませる。

銚子電鉄の君ヶ浜駅へ。
あと6%で詰む女がひとり、キャベツ畑の間を早足に歩いていく。この先に駅があるとは思えない道のりだったが到着。

何かと体当たりな金策で経営難と戦っているので有名な銚子電鉄に券売機やICカード読み取り機などという贅沢品は無いので、切符は乗車後に鉄道員さんが手売りしに来てくれる。(降車時にも切符を手動で回収)
車内にはそこそこ人がいたが、車窓を見るためにみんな片側に寄って座っていたのでしばらく無人っぽい風景を楽しめた。

この路線では、犬吠埼方面から本銚子駅に入っていく際に木のトンネルを通る部分が「絵本の世界みたい!」と評判らしく、わざわざアナウンスもしてくれるが、メチャクチャ雑木林という感じの木立の中をザザァ!と走り抜けるワイルドロードだったので、ちょっと面白かった。
季節が違えばもう少し丁寧に感じられる風景なのかもしれない。

駅からトンネル方面を見た図

本銚子駅で降車。私しか降りなかったので、意外と多い乗客たちの「撮り鉄が降りたぞ…」という視線に晒されながら電車を見送った。

テレビの企画でかわいくリノベされたらしい

山奥の駅っぽく見えるが、意外と市街地に近いエリアなので、魚を食べられそうなところまで歩いていく。

道中、「なまえのない店」という喫茶店の雰囲気に釣られて入店。

アーケードの切れ端

ブラジル・サントスを注文。
アッ!!
喫茶店で働いている佐伯瑛くんが酸味の苦手なお客様に勧めていたのもブラジルだ!!!
頭の中に常にときメモGSの思考があるので、こういうメニューも見過ごせない。

いかんせんスマホの元気が無いので、コーヒーを飲み切るまでは本を読んで過ごした。

港の方面に坂道を降りて行き、銚子漁協直営のお食事処「まいわい」で昼食。時刻は13時頃。
休ませている間になぜかバッテリー残量は11%まで回復していた。
店内のテレビで流れていた見たこともないバラエティ番組を見ながら食事。

刺し盛り定食1680円。この日はまぐろとふぐ。
茶碗蒸しにコーンが入っているのが意外。

ここのトイレは港で作業する人が使うからか色々と配慮されており、靴を脱いで入るタイプだったのでかなり綺麗だったし、センサー式の石鹸がかなりしっかりした量で出てきた。

静かな漁港

その後、近場のローソンでモバイルバッテリーをゲットし、徒歩で飯沼観音へ。
そういうつもりじゃなかったが初詣になった。

御朱印待ちの間は天井画を見ていた

ここで引いたおみくじは小吉で、「暗い運勢だが未来の幸福を見つめて前進しなさい」的なことが書かれていた。気に入らないので後日別の場所で引き直そうと思う。

すぐそばにある「さのや」という店で今川焼を買って食べた。
食べている途中、夫婦と犬が乗った車が店先にやってきて旦那さんだけが降りようとしたのだが、犬の閉め出しにギリギリで失敗し、犬が店の中まで旦那さんを追っていきかけていた。

お茶がおいしく飲める甘さ

銚子駅前まで歩き、喫茶店「待合室」で休憩。
おばあ様二人体制での接客を受けたが、途中で片方のおばあ様はお茶飲みがてらアドリブで手伝っている友達っぽいことを会話で察した。

光があたたかい

ここでは静かに常連の老人会が開かれていたほか、友達にゆるきゃん△を語る大学生くらいの男の子など、若者の姿も半分くらいを占めており、穏やかな時間が流れていた。

少し早いが16時になる前に電車に乗って帰宅。
日帰りの距離ながら、とても遠いところまで行ってきたような旅情が感じられる良い場所だった。

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