昔から本が好き。
小説もエッセイも詩集も絵本も割となんでも。
言葉が好きなんだと思う。

ただ一部の詩集はイラストがたくさんあって
装丁にこだわりすぎていて文字が読みにくい。
こうなると私は一気に冷めて読むのをやめてしまう。

本はシンプルでいい。
言葉がスッと並んでいる方が
言葉の意味が伝わりやすい、考えやすいとわたしはおもっている。

どこか遠征に行ったり旅行に行くと
本屋さんに立ち寄ることが多い。
新書も古本もあんまり意識はしないけど
借りるより買うを選んでしまう。
良いと思った本を手元に残していきたい。
あんまりハマらなかった本は手放したいけど
その行為が面倒でどんどん溜まっている。
いつか、私の好きな本だけを集めた本棚を前に
ゆらゆら揺れる椅子とかに座ってカーテンの隙間から溢れるおひさんを浴びて
一冊読みながら気づいたらうとうと…とかしたい。きっとその時はもう白髪かしら。

そんなことより、気になる本を次々に買うから
最近は読む本が溜まってきている。
そろそろ買うのを止めておかなくてはと思っているけど、読みたい!という気持ちがある今
買っておきたいと結局なってしまう。

そんな私が最近読んだ本たち。

基本的に私は日本語が好きなので
洋書を翻訳して日本語にした本は受けつけないことが多い。日本語としての違和感というか
不自然さをどこかに感じてしまう。
プーは少しそれがあった気がして止まってしまった。
鏡の中、神秘の国へはそんなことよりもテーマが面白くてスラスラと読めた。

そして何よりも！
土井さんの"味つけはせんでええんです"
これがとっても面白かった。
私は食べることも大好きなので
最近は食や料理を扱っている本を自然と手に取ってしまう。
この本には料理にとどまらない
人生、生き方みたいなことが散りばめられていてすごく良かった。

"言葉は眼の邪魔になる"
"結果ではなく今という人生の道中に目的がある"
"本を読むことより読みたいと思うことの方が大切"

他にもたくさん素敵な言葉があって良い一冊でした。
この本で紹介されていた別の本を2冊頼んでしまったので、メルカリで売る本を考える日をいつか作らないと！