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映画『ジェーンとシャルロット:Jane par Charlotte』@あつぎのえいがかんkiki

最初に
2023/7/16に ご逝去された
ジェーン·バーキン さんに
心より ご冥福を お祈り致します

[映画サイトより]

映画の公開は8/4でしたので
シャルロット·ゲンズブールさんは
公開前のイベント等で来日される予定でしたがジェーン·バーキンさんの容態が思わしくなく
ずっと看病をされていたようです。

4月に新宿武蔵野館に、シャルロット·ゲンズブール主演の『午前4時にパリの夜は明ける』
を観に行った時に

この映画の予告編が流れていました。

パンフレットも購入(¥1600-)
他の映画のパンフレットの倍位ですが
中身が濃い充実した内容で
貴重な写真も沢山載っています。

[パンフレットより]

私は、シャルロット·ゲンズブールのファンなので、彼女の映画は沢山観ていますが、
ジェーン·バーキン は 母親 
セルジュ·ゲンズブール は 父親
と知っていただけでした。

[映画サイトより]

シャルロットが ずっと母:ジェーンに抱いていた蟠(わだか)まりや 戸惑いや 距離感は
幼い自分を置いて家を出て行った事に起因していたのでは と感じました。
出て行った理由が 父:セルジュの酒乱によるDVと判っていても、異父姉妹の二人より自分は愛されていないのでは…と 淋しさを感じていたのでしょう。

[映画サイトより]

実は、私も4歳の時に母親が家を出て行ってしまい、
その後 父が再婚した継母に育てられ、
屈折した想いを抱えながら生きて来たので、
シャルロットの気持ちが とてもよく判りました。
今は 自分を置いて行った母に恨みはありませんが、ずっと
「自分は 悪い子だから置いていかれたんだ…
愛されていなかったんだ…」
と傷付いていました。
自分が母親となり子供を産んだ後に ようやく
母がどんな想いで 私を置いて行ったのか 
想像する事が出来ました。

[ 映画館ポスター ]

パンフレットの表紙やポスターになっている
二人が抱き合っているシーン。

シャルロットが ずっと必要としていた
時間だったのかもしれません。

でも もう ジェーンは この世にいない…

エンディング曲は

私は あなたのために 完璧でありたかった!
Je voulais être une telle perfection pour toi!
 ジェーン·バーキン


温かさと 淋しさと 愛に溢れた この映画は
シャルロット·ゲンズブール にしか
撮れなかったと そう思いました…

 


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