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本『何もかも 憂鬱な夜に / 中村 文則』


本屋さんで ジャケットとタイトルに惹かれて 手に取った文庫本です。
中の解説を 又吉直樹さんが書いています。

中村文則さんの事は 前から知っていましたが、
私の今の精神状態で読むのは キツい内容の小説家だと 判っていたので、今迄敢えて避けていました。
又吉さんの
「中村文則さんの小説が読める限り 生きて行こうと思う」
という 最後の一言を読んで 購入を決めました。

主人公は拘置所の刑務官。
恵まれない環境で生まれ 施設で育ち 親友は自殺をする。
見ず知らずの夫婦を 18歳と半年の時に殺害した未決囚は 控訴をせず、一週間後に死刑が確定する。
この未決囚が自分と同じ様に 悲惨な生い立ちと知り、主人公は 過去の記憶を遡る内に、自分の中にある暴力性を抑えられなくなる。

私も 今の日本の死刑制度や 福祉制度等に 疑問を持っていたので、主人公の苦悩は理解出来ました。
でも、あまりにも暴力や 死体や 殺害の描写が多いので、読みながら 本当に辛かったです。
苦手な方には お勧めしません。

犯した罪は消す事は出来ないし、死んだ人は二度と蘇らない。
でも 生きている限り、人は 何度でも やり直す事が出来る。

[ b-flower 4thアルバム Grocery Andromeda ]

深い深い井戸の底で 膝を抱えていた頃、
『Love & Peace / b-flower 』の 八野 英史さんの歌詞

「死ぬまで 僕ら 生きていよう
 どうかな そういうのは…」

[ b-flower 5thアルバム CLOCKWISE)]

『太陽の雫 / b-flower 』の

「生きてる意味なんて もう
考えることに 意味がない」
「暮していこう 時を止めずに
何度もサヨナラの手を振って」

に 私は救われました。

だから 私も 「死ぬまで 生きていよう」と思っています…
 






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