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360°評価の制度を最大活用したくて設計してみた4つの問い

半期に一度のでっかい投資

半期に一度、360°フィードバック会が執り行われる。
ふだん業務で関わることの多いメンバー4〜5人+αを自ら選定し、自身のこの半期の振り返りを共有、メンバーからのコメントをいただく。

これが部署メンバー全員行われるわけだから、なかなかに組織リソースを割く月間となる。
しかし非常に大事で有益な投資だと個人的には思っている。

もちろん社内評価の参照にもなるから重要な営みなのだが、自己認識と他者評価のギャップを明らかにする意味でも有効活用すべき制度だ。

問いの設計に悩む

制度として敷かれてはいるが、中身は今のところ割と自由である。
最低限のルールはあるが、決められたフォーマットがあるようで無い。

なので「はい、ではみなさまコメントくださーい」とやれば、各々が各々の思うままに対象者へコメントを送る。

それはそれで利点はありそうだが、目的志向の強い私はフリーコメント形式だとどうにもしっくりこない。

試行錯誤してみて、私の場合は「自由にコメントいただきたいのですが、例えばこんな視点だと参考になります!」と、問いも添える形式に落ち着いた。

私の強みと組織のリスクに焦点を

4つの問いを添えることとした。

  1. 私との取組みや動きを見ていて印象に残っていることは?

  2. 部署において相対的でなく絶対的な私の強みは?

  3. 私が明日急にいなくなった場合に部署にとって痛手となることは?

  4. ここ直してほしい、あれやってほしい等のご要望は?

1.私との取組みや動きを見ていて印象に残っていることは?

私は私なりの正義や信条で、業務やコミュニケーションへのリソースだったり熱量だったりに傾斜をかけている。
(あ、当然に部署や会社の方針と常にすり合わせながらその範疇で)

しかし他者の脳みそや心にそれがどう焼き付いているかは、私の事情ではなく他者と私の関係性に依る。

各評価者と私には、いったいどんな関係性が築かれているのか。それを見定めたい問い。

2.部署において相対的でなく絶対的な私の強みは?

これはあえて問いに鋭さを入れることで、この組織における私の代表性を見定めたい気持ち。

お前といえばこれ、これといえばお前。

マーケ的に表すなら「私は何かにおいて第一想起を取れてるか」みたいなことだろうか。

組織論的に「個々が組織の何かしらの代表性を帯びている」状態が強い組織と思っていて、そんな背景からの問い。

3.私が明日急にいなくなった場合に部署にとって痛手となることは?

これは2.に近しい内容ではあるものの、私の強みがどう組織に貢献できているか。

そして真の目的は、自分が所属していることで組織にどんなリスクが潜んでいるかを認識したい問い。

この問いのフィードバックをヒントに、仕組み化できないか、今までに無い組織風土を生み出せないか、を思考するきっかけとなる。

4.ここ直してほしい、あれやってほしい等のご要望は?

これはイマイチな問いw

フィードバックではなくフィードフォワードをいただくねらいなのだが、上みっつの問いに比べるとシャープさに欠けてる気がしているw

でも毎回すごくいい学びや気付きが得られるので、未来に関することはこれくらいおおざっぱな問いでもいいのかもしれない。


これが完成形だとは思ってないので、貴重なリソースを投下してる以上、実りある時間とするためにも引き続き評価会の在り方については模索したい。

何かヒントをお持ちの方、すでに車輪を発明済みの方、教えてください〜!

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