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雑多なチャットワークだからむしろ情報格差が小さかったんじゃないかって仮説。

社内発信が足りない

今月は半期に一度の360°評価月間。

あるチームメンバーが「自身の担当領域について、もっと日頃からチーム内で情報発信してほしい」とフィードバックを受けていて、その件を子たちの寝かしつけ終えた布団の中でしばらく考えていた。

チーム構成は以下6名。全員フルリモートだ。

  • マーケティング 1名

  • インサイドセールス 1名

  • フィールドセールス 3名

  • マネジメント 1名

本件は、フィールドセールスからマーケ担当へのフィードバックだ。この半期に取り組んできたマーケ施策の振り返りを見て、こんなに多岐にやってたのか!と初めて知れた、と。

いわゆるThe MODEL的な人員配置ではあるが、少人数で営んでいるためマーケからセールスまでワンチームで取り組んでいる。なので思想や設計はThe MODELってよりはThe PODを参考にした編成にしている。

そのため、毎朝30分の朝会はこのチーム6名で実施している。それであってもこのフィードバックが発生しているわけだ。

BtoBマーケターは孤独

BtoBビジネスにおけるマーケ担当は孤独だ。ほっとくと簡単に孤立する。

退職した前任のマーケ担当はそれを心得ていたからか、マーケ施策関連のトピックでもセールスメンバーも見れるチャット上でいちいちオープンに会話や議論をしていた。

確かに当時の彼に比較すると、今のマーケ担当はそこが弱い。少し意識を強めて行動を変えれば、今より情報格差は減るだろう。

しかし私は、個々の努力や注意に頼るのは嫌いだ。嫌いというかあまり信じない。仕組みで解決したいマンだ。

slackとChatWorkのUIの差では?

前置きが長くなったが、私なりの結論としてはslackが悪さしてる、って仮説付けた。

昨年、部署がメインで利用するチャットツールを、長年愛用していたChatWorkからslackに切り替えた。
結局は完全移行に至らずハイブリッド運用になっているが、その切り替えのタイミングでチーム内のやりとりもslackに移行した。

正確に測ってはいないが、切り替えたことで部署全体のチャット数が激減したように感じている。なんか、前に比べて"静か"なのだ。

slackはひとつのトピックがスレッド化するため、やりとりは畳まれる。結果として視認する会話量は減る。

居酒屋ではみんな大声で好き勝手しゃべる。図書館ではみんなしゃべらない。静かな環境は、個々の発言を自粛させるナッジが効く。

これだな、と。

同一タイムラインで公平に発言が表示されるChatWorkのUIが、実はチーム内の情報格差を埋めてくれる役割を果たしていた。情報共有なんて意識せずとも、そこでべらべら会話してれば他メンバーの目にも入る。

雑多にはなるが、6名程度のチームなら整然とされてるよりカオスくらいがちょうどいいのではないだろうか。

という仮説。
チャットワーク回帰論に1票を投じてみようと思うが、はたしてチーム内の反応やいかに。。。

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