座って同じ目線の2歳児

大人のわたしが座ったときと、まもなく3歳を迎える息子が立ったときの目線が同じだった。ふと、「あぁ、この感じって、すぐに過ぎ去って忘れてしまうんだろうなぁ」と、心がギュッと締めつけられた。

コミュニケーションは問題なくとれるようになってきたけれど、まだ舌足らずな息子は、とても可愛くてメロメロになる。そして、悪魔的なイヤイヤっぷりが出てくるのも同じ息子からだ。

息子は、わたしが息子の残したものを食べたり、散らかったおもちゃを片付けたりすると、怒ったり突然大泣きしたりすることがある。そして、「○○ちゃんがぁ〜、○○ちゃんがたべたかったのにぃ〜」などと言いつつも、結局は食べなかったりする。

面倒なことにならないように、「◯◯してもいい?」とあらかじめ聞くようにしているのだけど、それに対して「うん、いいよ〜」と返ってくることが最近増えてきた。息子は、イヤイヤは激しいものの、あまり汚い言葉を使わないし、柔らかい感じの受け答えをすることが多い。

わたしはこれが幼児の“普通”だと思っていたのだけれど、保育園の先生なんかは、「こっちゃんの言葉遣い、可愛らしいよね」と言う。きっとこれは彼の個性なんだろう。

この可愛くて柔らかい感じを大切にしてあげたい。親の都合で子どもを否定したり、家事や用事中、子どもからの問いかけに答えないことがあったりすると、きっと子どもは少しずつ個性を失ってしまう。

わたしは、個性を伸ばしてあげる親でありたい。そして、いつも子どもと同じ目線で、考えてあげたい。いまは、いつでもそうあれるように、感情コントロールの訓練真っ只中。

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