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第百七十六夜 『私に売れないモノはない!』

「実は営業という職種においても、世界No.1と言われる人物がいるのをご存知だろうか。」

「なんとその人物は自分がNo.1だと言っているだけではなく、ギネスブックに登録されているというのだから驚きだ。」

「ジョー・ジラード。1928年生まれのアメリカ生まれのセールスマンだ。」

「ジョー・ジラードは、
1日の新車最高販売台数は18台。
1ヶ月の新車最高販売台数は174台。
1年間の新車最高販売台数数は1425台。
15年間のセールス人生で13001台の乗用車を販売して名実ともに『世界No. 1のセールスマン』として、ギネス認定されたのだ。」

「そのような功績を得るために彼は13個のルールを自身に課していた。」

「先ずは準備のルールが6つ。」

「1、健康のための選択をすること。」

「君たちはお酒をよく飲むが、それで次の日の体調を蔑ろにしていないか。」

「2、ポジティブな姿勢を持つこと。」

「ビジネスをやっていれば落ち込むこともあるだろう。しかし、その時にネガティブになっても事は進まないのである。」

「3、計画を立てること。」

「無計画に動く事は非常に効率が悪い。お客様にも迷惑をかけることがある。準備が仕事の9割である。」

「4、働くときはとにかく働くこと。」

「働くときは働き、休むときは休む。どちらも集中して雑念を持たない。」

「5、見かけ、振る舞い、癖を見直すこと。」

「具体的にはタバコ、ガム、香水、汚いことば、下ネタ、アルコール、男のピアス、寝癖、遅刻。あくへ苦が付いていないか。」
 
「6、適切な装いをすること。」

「常にスーツがいいわけではない。時代によって適切な服装も変わるが、相手に適切と思わせる装いができているか。」

「次に現場のルールが3つ。」

「7、聞き役に徹すること。」

「自分の売りたい気持ちを伝えていないだろうか。相手の買いたい気持ちを引き出酢ことができているか。」

「8、笑顔を与えること。」

「他の人の人生を楽しくすることが自分の仕事と言い聞かせているか。」

「9、連絡を絶やさないこと。」

「ジョーは顧客に毎月定期的にダイレクトメールを送っていたそうです。その数は年間16000通にもなtたという。今はメールやSNSもあるそれでも毎月連絡が取れているビジネスパーソンは少ないのではないだろうか。」

「10、真実を告げること。」 

「嘘は一番不誠実である。結果として良いものを招かない。」

「さらにクロージングのルールは2つだ。」

「11、すべてのチャンスをものにすること。」

「相手に話をしてもらい、チャンスをじっと待つ。相手が一番叶えたい、解消したいモノを見つけたらそれがチャンスである。」

「12、常に最前線に立つこと。」

「常に自分が前線に立ち、時流を肌で感じているか。」

「最後に充電のルールを1つ。」

「13、自分にご褒美をあげること。」

「ただ働くだけではなく、その結果を出した自分を褒めること。そして、自分の機嫌を取れているか。」

「ジョー・ジラードはこれらのルールを課し、実践することでトップセールスマンとなったのだ。さて、現在、我々は営業マンとしてどの程度これらをできているだろうか。」

「健康のための選択をし、深酒を避けているだろうか。お客様への連絡は絶えていないだろうか。全てのチャンスをものにできているか。」

「どれも耳が痛いのではないのだろうか。」

「ジョーはこの偉業を達成したのは実はそんなに若い頃ではないのである。ジョーのセールスマンとしてのキャリアは35歳から始まったのだ。」

「そう35歳からでも世界で一番のセールスマンになった男がいるのである。米国という市場だから、当時は車が売れる時代だった。なんとでも言えるだろう。しかし、トップセールスマンの姿勢というのはどの時代でも学ぶべきことがあるものだ。」

物語の続きはまた次の夜に…良い夢を。

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