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アルバイトの話

 今までに経験したアルバイトは何か、と聞かれたらわりと答えられると思う。メジャーなものとして、コンビニや居酒屋といったアルバイトから。データ入力、集合写真を撮るアルバイトもしたことがある。北海道ならではといえばさっぽろ雪まつりの巨大な滑り台を作る仕事もしたことがある。よくこの話をすると、
「あれってアルバイトが作っているの?」
 と訊かれるが、正確にはおおむねは重機を使って建築関係者によって作られる。アルバイトはその雪の階段を一つ一つ手で整えたり、危険がないか自ら滑ってみて確かめたりする。
スノーモービルのコースの点検と言われ、後ろに乗せられる(本当はスノーモービルに取り付けた巨大な浮き輪みたいなのに乗るのだが、)。最高スピードで入り組んだコースを駆け抜けてもらえるのも、携わっていたからだろう。
 雪まつり当日は子供と遊んだり、事故がないか見回ったりする。
 これだけ聞くと楽で楽しそうに聞こえるが、実際は吹雪いていても外作業で手はかじかみ、頬は赤く痛くなる。けれど、雪まつりの巨大な滑り台を作るアルバイトをしていましたって何そのパワーワードって思う。また、子供のころから、この巨大な雪の滑り台はどう作っているのか、も気になっていたので個人的にはとてもよい経験をさせてもらえたと思っている。

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